2023年2月5日日曜日

花だより 読解力のある・ない ハナナ 流氷観光船「オーロラ」

 


 読解力のある人とない人の差が広がっている
 最近は、文章をスマホの画面で読むようになり、簡潔にまとめることが求められています。園からのお便りもそうなっています。しかし、世の中には読みやすい文章ばかりではありません。役所の手続きの文章やマニュアルも読めないと社会生活に困ります。読解力向上には、語彙力と文章の構造を理解しながら読むことが必要です。そうした能力が低下しているように思います。
 登場人物の心情を考えさせる国語の授業があります。これは文章に書かれていないことも含め、想像を豊かにして読む必要があります。説明文を読み取る手法とは異なります。説明文は単語や文節、段落の関係性を図を描くように丁寧に読まないといけません。学校現場でそうした指導が十分に行われているのか疑問です。学校ではまず実用的な国語力を育成することが必要です。
 書く指導も重要です。読書感想文は、ただ書けと言われても書けるものではありません。内容を要約し、自分の考えを論理的に伝えるスキルをきちんと教えるべきです。論理的に書くことで、論理的な読み方ができるようになるからです。
 読解力を育てる活動は学校が担うべきものです。それを意識した授業が必要で、教員の指導力が問われます。
「三かく」 ・文をかく ・恥をかく ・汗をかく 
「書かなければ、書けなくなる」言葉のままである。
  文章を書くのは本当に難しい。しみじみ思う。書かないと向上しないし、維持もできない。書くために、書き続けなければならない。
 テレ東「日経スペシャル:カンブリア宮殿」、番組最後に「村上 龍は思った」とナレーションが入り、手書きの編集後記が流れる。あれが好きだ!作家さんだから、当然上手!あんなふうに書けたらいいなあ!と毎回思う。

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