「ポツンと一軒家」(朝日放送テレビ)所ジョージさんと林修先生がMCの人気番組。人里華離れた山奥に、なぜだかポツンと存在する一軒家を衛星写真を手掛かりに、その地へと赴く。今回はどんな人がどんな生活をしているのか、日曜夜の楽しみになっている。
そこで暮らす人は、ほとんどが80過ぎの老夫婦か、一人暮らしをしている年寄りばかりだ。驚くのは、皆元気で働き者、家も古い、車がないときは、山道を何キロの歩いて、学校や買い物に行った。今は便利になった、何も不便は感じないという。
オホーツク管内には、へき地複式校が多くあったが、今は、ほとんどが統廃合され、街から離れたところに住む子どもたちは、スクールバスで通うようになった。農家の子も家の手伝いはしなくなり、そのため都会の子より地方の子どもたちの体力は低下した。
お相撲さんにボディービルで鍛えた筋肉自慢の芸人が挑戦する番組があったが、全く歯が立たなかった。「見せる筋肉だけでは、強くなれない。毎日の稽古の積み重ねが大事」と横綱は言った。そういえば北海道から、ここしばらく横綱どころか、幕内力士も出ていない。
便利さばかりを追求してきた現代社会だが、人間らしい生き方とは何か?「ポツンと一軒家」が教えてくれている。ただ、今さら山奥で一人暮らしはできない。
0 件のコメント:
コメントを投稿