「敬遠」される大人にしない
「子どもが勝手にやったことです。」という親は、周りから敬遠されてしまいます。~敬って遠ざける「敬遠」~とはおもしろい言葉です。心から敬っているのではなくて、敬うふりをして近づかない。親しくならないということです。
責任のとれない大人は、陰で笑われるのです。「責任の取り方」などというのは、教育やしつけではないのです。ごくごく当たり前の常識をたくさん身に付けることによって、その集大成として、責任とは何かということがわかってくるものだということです。ですから、子どものうちからしっかりと常識を身に付けさせることです。
「常識」とは、突拍子もないものではありません。人に会ったらあいさつをする、自分の思い通りにならなくてもがまんする、人には親切にする。これはみな当たり前の常識です。そういう当たり前のことを、親が当たり前のようにやっている姿を見て、子どもの気持ちの中に少しずつ常識が芽生えてきます。
「やって見せ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば人は動かじ」(山本五十六訓)があります。お母さんが常識と思っていることを子どもに一つずつ伝えていって欲しいと思います。手間暇のかかることですが、手間暇を惜しまないのが愛情です。
0 件のコメント:
コメントを投稿