「〇〇が得意だから、教えるのも上手だとは限らない」
体育の先生ですから、逆上がりなんか子どものころ簡単にできたはずです。しかし、得意だから、教えるのも上手だとは限りません。学校の先生になった人は、「かけ算九九」はすぐに覚えられたに違いありません。できる子は、どんな先生が担任してもできるのです。本当に先生が必要なのは、できない子です。できなくてつまずいている子を指導するには、できない子の気持ちを理解しなければならないのです。
小学校に生活科・総合の教科ができて、「豆腐作り」をする学校が増えました。ところが、小学校から豆腐職人を育てるわけではありません。生活科は「HOW TO」を学ぶ教科ではないのです。その地域、学校でテーマはそれぞれ違いますが、「ねらい」(生活科で育つ力)は同じでなければなりません。生活科のベースは、幼児教育にあります。技術を習得することが目的ではありません。一番は、「興味・関心・意欲」を育むことです。
「凡庸な教師は、ただしゃべるだけ 良い教師は、説明する 優秀な教師は、範を示す
偉大な教師は、子どもの心に火をつける。」という言葉があります。
教師は、いかに子どものモチベーションを上げるか、その力量が問われます。
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