これまで保育所・幼稚園から高校まで、多くの卒園式・卒業式を見てきました。ある地方の小さな高校の卒業式に参列したときのことです。見た目、ツッパリ風の生徒がいて、名前を呼ばれ登壇するときもいかにも悪ガキそうな歩き方で、「こいつは?」と思って見ていたら、卒業証書を受け取り、校長先生から声をかけられ、振り向いた顔を見て驚きました。泣いているのです。それも号泣です。周りの生徒も保護者も一斉に下を向き、ハンカチを出しました。「高校生活3年間、この生徒にもいろいろなことがあったのだ。」と思いました。卒業式は、小学校6年間、中学・高校では3年間の集大成の場です。
こども園の卒園は、義務教育への始まりです。その先の学校への進学もあります。夢と希望に満ち溢れています。小学校の卒業証書には、「小学校の課程を修了したことを証する」とありますが、不登校で学校に行かなくても卒業できます。ところが高校はそうはいきません。卒業は、進学か就職か、人生の岐路に立たされます。
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