2023年3月27日月曜日

花だより 異次元の少子化対策 桜

 


 「異次元の少子化対策」で、こども園の運営は大きく変わる。
 女性が安心して働き、子どもを産み、育てられる社会を目指すということは、これからますます子どもを幼児施設(こども園)に預けるようになるということだ。子育ては、家庭でするものだったが、今は、家庭とこども園との共同作業になった。それが、子育ては社会全体で担うとなると、現実には、何でもこども園任せになり、保育教諭の肩に全てかかってくる。紙パンツの交換、離乳食、絵本の読み聞かせなど、保育教諭がやる割合は、母親よりずっと多い。今でさえ、その職務の範囲、量、責任の重さ等に青色吐息という状況なのに、ますます過度になる。
 異次元の対策とは、予算をかけるだけではない、女性だけが子育てをするのではない、日本人の意識を変えることだという。男性も育児休暇を当たり前にとるようになるということだ。祖父母も孫の言うなりになっているだけではいけない。全体で責任を負うということだ。女性の社会進出に積極的な企業が出てきた(会社内に託児施設を設けたり、育児休業制度の充実など)のは良いことだと思う。
 しかし、うちのこども園で、遅くまで残っているほとんどは役場職員の子どもだ。おまけに土曜日も多くの子どもたちがこども園にやってくる。意識改革は、そう簡単なものではない。
 

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