車イスの子の卒業式
車椅子の子が卒業を迎え、卒業証書授与をどうするか先生方で話し合いました。先生方からは、校長がその子の順番が来たら、演壇から降りてきて、渡すのがいいという意見でした。しかし、保護者や本人の意見を尊重すべきだと思い、聞くことにしました。保護者は、「いろいろ配慮していただき、ありがとうございます。6年間、他の子と一緒に過ごさせてもらいました。修学旅行も一緒に行くことができました。できるならば、壇上で一緒に卒業証書を受け取らせてやりたいです。最後のわがまま聞いてくれますか。」それでスロープを用意することにしました。障がい者への配慮は、良かれと思ってやったことも、実はそうではないということもあります。特別支援と言いますが、特別扱いされることを嫌がるものなのです。
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