2024年4月5日金曜日

花だより 尾木ママの「オネェ言葉」 二輪草

 


 「教育」とは、教育学者がそれぞれ定義しています。どれも納得する言葉で綴られていますが、その先生のレベルに近づけないと、それを理解するのは難しい。
 日向野一生著「学校ものかたり」のまえがきには、教育とは、不幸せにならないための最低限の知恵を授けることをいう。よって生業の業を授ける「授業」となる。俗に言えば、人とのお付き合いのために「国語」があり、買い物のおつりを間違えないために「算数」があり、新たなる便利なものづくりのために「理科」があり、同じ過ちを犯さないために「社会」があり、笑顔のために「音楽」がある。先人の幸せになるための知恵が凝縮されているのである。その学び舎が「学校」である。
 なんと「尾木ママの叱らない子育て論」7万部突破している?
 教育評論家の尾木直樹氏の本がバカ売れしたのは、テレビ出演が多いからでしょう。それは「尾木ママ」と呼んだ、明石家さんまさんのお陰です。これまで180冊の教育書を出していますが、オネェ言葉で書かれたこの本が売れているのは、やはりテレビの影響なのでしょうか?「○○だわよね?」「そうかしら」「○○するのよねぇ~」といった文体で書かれています。それが若いお母さん方から支持されているようです。私は読んでいて背中がむずむずするので、学校便りに紹介するときは、普通の文体に直しています。そうすると実にまともでなるほどと思うことばかりなのですが、読んでもらえないと何の意味もありません。学校便りも「オネェ言葉」で書くと読んでもらえるのでしょうか?

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