2026年2月3日火曜日

花だより 節分の恵方巻はコンビニの戦略 ゴギョウ

 

 ◇節分の恵方巻はコンビニの戦略
 商業的に売り上げの落ちる1月後半~2月初旬の販売イベントとして節分の「恵方巻」販売を仕掛けたのはセブン-イレブンでした。1989年に広島県の加盟店オーナーの発案により販売を開始したところヒット商品となりました。関西、中国、九州の各地方など西日本での販売を経て、1998年にコンビニエンスストア初の恵方巻全国販売を開始したのです。このヒットを受けてローソンも2001年より、ファミリーマートでも2003年より全国販売を開始。全国的に広がったのです。ですから、私の子ども頃はありませんでした。
 バレンタインデーやホワイトデーも同じで、商業戦略に踊らせれている?と思いますが、世知辛い世の中、幸運が訪れるのであれば・・・と、今年は、コンビニではなく回転寿司のトリトンに恵方巻を予約しました。黙って南南東を向き、笑顔で食べることにします。チョコレートと違いプレゼントするわけではないので、まだいいかな?とも思います。妻は、「今日は夕飯の用意はしなくていいので助かる」と言います。
 「うちはね。恵方巻を食べてから、豆まきするよ!ダブルでやるから、きっといいことあるよ。」と言った子もいました。
 最近の絵本や紙芝居には、鬼が恵方巻の太巻き寿司を食べているシーンが出てきます。コンビニは日本の文化も変えました。恐るべしです。
          2月1日 訓子府「さむさむまつり」 馬そり体験


2026年2月2日月曜日

花だより 「平成の教育」と「令和の教育」 セツブンソウ ナズナ

 

 
 「平成の教育」と「令和の教育」
 平成の教育は「新しい学力観」でスタートした。しかし、この言葉は文科省が言い出したものではない。「ゆとり教育」批判に応える形で「新しい学習指導要領が目指す学力観に立った教育」議論からの使われるようになったものです。
 学力を①基礎的な知識・技能 ②思考力・判断力・表現力 ③主体的な学習に取り組む態度の三要素を学力として法律で定義したのは画期的でした。
 令和の教育は「主体的・対話的で深い学び」やカリキュラム・マネジメントが重視されているが、これまでの学習指導要領と全く変わったわけではなく、これまでの積み上げてきたもので、平成と令和の時代で一貫して変わらないのは「生きる力」なのです。 
 「生きる力」について、文科省は、①確かな学力、②豊かな人間性、③健康・体力をバランスよく育むことであると解説しています。これは「知育」・「徳育」・「体育」に他ならない。「知・徳・体」は古今に通じる教育の不易なのです。
              元文部官僚・教育評論家 菱村幸彦氏  (牧野要約)



2026年2月1日日曜日

花だより 東北弁、大阪弁、北海道弁、土佐弁 美幌峠

 


  東北人は、東京に行くと標準語で話そうとするが、大阪人は、「何が標準語や!」と大阪弁で押し通す。北海道人は、自分たちは標準語だと錯覚している。
 うちの園に高知県津野町から交流職員として2年間派遣されている保育教諭がいます。残り2カ月となりました。土佐を舞台にNHKテレビ小説「あんぱん」が放送されると、私たちのとって土佐弁は非常に難解だと知りました。ところが彼女は標準語で話し、土佐弁は出てきません。
 母親が来町した折、「あんた、土佐弁は使うちょらんね」と言いました。「使うちょらんよ」と答えたので、「使えばいいのに」と言うと、土佐弁は言い方がすごくきつく、他県の人が聞くとバカにされているように聞こえるので使わないようにしているというのです。グローバルな視野に立った坂本龍馬生誕の地である。何の遠慮もなく土佐弁を堂々と使ってほしい。北海道弁なら「なんもだ~、いいべさ~」
 「北海道によおきちゅう、寒さになれちゅうか。こじゃんと笑顔がいいやき、みんな先生のことが好きやか、土佐にもんても元気でね。ほいたらね。」 
 今は、方言を標準語に、標準語を方言に変換してくれるアプリがあります。

           

2026年1月31日土曜日

花だより  自律と自己評価(「自立」とは「自律」) ワカサギ 流氷観光船

            

  総合的な学習の時間は、自律と自己評価(「自立」とは「自律」)が大事
 自分を律することのできる人は成功する。伝記に残るような人は、自分を律すること。つまり自己評価のできる人である。と言われています。
 自己評価とは、客観的に自分を見つめる心です。子どもたちに計画を立てさせ、その計画に沿って自分が何をやっているか、どこをどうすればよいのか。何に困っているのか自己評価しながらやりたい活動を完成させていくことです。
 総合的な学習の時間は、「何をやってもよい」だけが強調され、課題になっています。大事なことは、自己評価をどうさせるのかです。それさえきちんとできていれば、恐れるに足りません。何をやってもよいのです。子どもたちのエネルギーはものすごい。やりたいことが始まったら、徹底的にやります。(波巌先生)
 頂点まで登りつめ、名声と莫大なお金を手に入れた人が挫折することがよくあります。そういう人は、「探求心」は優れていても、「自律心」が欠けているのです。自律心がないと長続きしません。「学後知不足 教然後知困」とはよく言ったものです。教師も同じです。自分の授業をきちんと自己評価できないと次のステップには進めないのです。


網走流氷観光船「オーロラⅡ」 道の駅

2026年1月30日金曜日

花だより 「子どもに望むこと」を話す 蕗の薹 福寿草

 

  小中学生が暴力行為(いじめ)の動画をSNSにUPする行為が増えています。何故そんなことをするのか呆れるばかりです。
 「子どもに望むこと」を話す
 世界中の親は、子どもには、・健康と長寿・性格のよさ・豊かな人間関係・物質的な充足・充実した仕事を望んでいます。親は、子どもの衣食住について恵まれることを願っています。
 例えば、十分な食べ物、きれいな飲み水、清潔な衣類、安全な寝場所、暑さと寒さを凌ぐ冷暖房などです。加えて、子どもが人間関係について恵まれることも願っています。
 いろいろな話ができる友だち、いっしょに働いて目標を達成できる同僚、人生について教えてくれる師。また、子どもが立派に仕事をして充実感が得られることも願っています。そして、子どもが立派な人格を形成することを何よりも願っています。正直さ、貞節、忍耐力、親切心、心の平和、喜び、愛情、郷土愛、ボランティア精神などです。
 ところが、面と向かってこんな話を子どもにする親は少ないのです。しかし、こんな人物になって欲しいという思いを具体的に伝えるべきです。緊急事態でも冷静さを保つこと、他の人の不幸に同情すること、不正に対して怒りを感じること、困っている人を助けること、などなどです。
 いじめをしない、ネットで誹謗中傷しないなど、対処的な対応だけでなく、折に触れて子どもと希望を分かち合うことです。子どもは親が自分の将来のことを思ってくれていることに感謝し、自分の将来について真剣に考えるようになります。
    参考~子どもが育つ!簡単で大切な50の方法 ジャン・ダーガッツ著 牧野要約
 

2026年1月29日木曜日

花だより 「やる気の秘密」自立へ内面を育てる 北見イルミネーション

 


 「やる気の秘密」自立へ内面を育てる 教育学者 梶田 叡一氏 

1 学習規律の重要性を見直す
 勉強でも運動でも、秩序感覚が内面に育たないと集中して取り組めない。あいさつや姿勢などの規律は、自分の持つ力や可能性を最大限に発揮するための基本です。きちんと取り組むことではじめて力がつき、自信につながるのです。
2 動機付けには何を重視すべきか?
 「面白いから」、「大事だから」、「やりがいがあるから」だけでなく、成長するに従って少しずつ「しなくてはならないから逃げずにやる」という気概も必要です。最近こうした姿勢が軽視されがちです、与えられた運命や困難に立ち向かうたくまさしを育てなければなりません。
3 その強さはどうしたら育つのか?
 要領よく世の中の成功を目指すだけが目標になるような薄っぺらな教育観ではいけない。子どもが本当に充実した人生を送るために、人間として自立し、自分なりの原理・原則を持って生きていく内面の世界を育てることが大事です。そのためには、幼い頃からの集団活動の中で育つ人間関係で自然に身につける道徳や倫理観、読書体験などが重要です。 

2026年1月28日水曜日

花だより 校内研究会が終わって  ミスモソウ フウキギク

    

 「学後知不足 教然後知困」      
    「探求心と自律心」 ~研究の成果は、子どもの変容で示す~
 「学後知不足 教然後知困」とは、「学問をして初めて知識不足が分かり、教えて初めて勉強の難しさを知る」という意味です。
 これは幕末北海道開拓に夢と希望を持った榎本武揚が当時の学生のために中国の古典「礼記」から引用したもので、自筆の書が東京農大オホーツクキャンパスに飾られています。
 研究会のために教材研究をし、教材を準備し、指導案を何度も書き直して臨んでも、思った通りの授業はなかなか出来ないものです。やればやるほど自分の未熟さを知るのが研究授業です。
 研究の成果は、子どもの変容を示すことが大事です。今学校に求められているのは結果責任です。いくら研究会をやっても、学力が全国平均を下回っていれば、何のための研究なのかと言われます。
 研究会をやることで新たな課題が分かるということも大事なことです。これは「探求活動」に似ています。毎年のように日本人が複数ノーベル賞を受賞しています。これはまさに「探求」の極まりです。「探求」とは探し求めることで、「探究」(探し究める)とは違います。また、探求心には、自律心(主体的に判断し、実行する心の動き)が大切です。 
 

2026年1月27日火曜日

花だより 「いい人をやめてみませんか?」~隠すより見せる~ ネコヤナギ ハナアナナス

  

 「いい人をやめてみませんか?」
                                      (作家)曽野綾子(2025年2月に93歳で亡くなった)
 いい人をやるということは、内側はいい人ではないのだが、外側だけはそう見せる。そういう生き方を続けているという前提があるということ。
 誰でも自分をよく見せたいと思う。女性なら化粧をするし、ファッションにも気を使うのもその証拠だろう。
 いい人を続けるということは、詐欺師に近い生き方だ。人間の本質は、いい人でもなく、悪いばかりの人でもないということ。誰に対しても礼儀正しく、優しく、寛大だ、と思われようと背伸びしていい人をやっているとすぐにボロが出る。
 自分が意識しなくても相手に無礼だと思われるようなことを言ったり、したりすることはよくある。自分は優しくしているつもりでも、相手はそれでは不十分だと思ったりする。
 始めからいい人だと思われていなければ、ほんの少しのいいことをするだけで「あら、あの人意外と親切ね」などと褒めてくれる。無理をしていい人を演じても長続きしないのなら、初めから自分に素直な生きた方をすればいい。(牧野要約)
 これを書いたのは、曽野綾子さんが晩年になってからです。なかなかその境地にはいかないものです。60歳の還暦を「耳順」といい、人の意見を素直に聞き入れ、 何の抵抗もなく理解し受け入れられるようになった境地を意味します。あれから10年経ちましたが、まだまだ自分をよく見せたい。いい人でありたいと思ってしまいます。70になっても未だ成熟していないということです。

2026年1月26日月曜日

花だより 女性の特徴について わかっているなら、やりなさいよ! ミカン エンドウ豆の花

 

 

「女性脳」(女性の特徴)について

 女性は、日常的に過去の出来事を反復する癖があります。例えば夫が無神経な発言をすれば、過去20年分の無神経な発言が一気に浮かんできて何度も腹が立つのです。過去の出来事を反復するのは、子育てや家事のような臨機応変なタスク(仕事・課題・作業)をこなすための才能なのです。女性は過去の出来事から学んだ知恵を大事にするのです。

 《仕事》について

臨機応変に考えられる。

変化に対応し、要領よく目の前のことに集中できる。

結論ではなく、経緯から延々と話す傾向がある。

肩書に無頓着で、見込んだ人なら上司より大切にする。

相手の気持ちに立って発想する。

💛恋愛💛について

察してほしい。言う前に分かってほしい。

話を聞いてほしい。気持ちを話したい、共感してほしい。

記念日を大切にする。過去を振り返り、未来を想像する。

労わってほしい。感謝の言葉をかけてほしい。

さらに…

説明が苦手

他人の嘘を見逃さない

直観力が働く

*心細い思いや辛い思いをした後は、「大変だったね」、「君のおかげで助かったよ」と声をかけることが大切です。

「わかっているなら、やりなさいよ!」
 誰が言ったか、もうお分かりでしょう。

2026年1月25日日曜日

花だより 本当の道徳の授業 ミカン フキノトウ 

 

 

 現行の学習指導要領では、「考え、議論する」道徳への転換が打ち出されましたが、この言葉だけが一人歩きし、本質が十分に共有されていないのではないかと懸念しています。方法論ばかり強調され「何のために考え、議論するのか」という本質的な点が置き去りになっているのではないかと感じています。
 自分の心の奥なる「良心への気づき」があってこそ「考え、議論する」道徳が成立すると考えます。こうした本質に触れることなく、単に思いついたことを友だちと意見交換するだけでは、道徳本来の学びではありません。ましてや道徳の時間は、週に1時間しかありません。SNS上での誹謗中傷、不適切な内容などに学校が対応するのは道徳です。道徳の重症性が増しています。
 かつて「お月さまが見ている」という教材がありました。
 戦後間もない頃の貧しい親子の話で、内職の品も売れず母親は帰り道、月明かりに畑のスイカを見つけます。「ぼうや、誰も見ていないよね」という母親に「うん、だれも見ていないよ。でもお月さまが見ているよ」と坊やが答え、母親が自分の弱さに気づくという内容です。ここでは、「他人の物を盗むのはよくない」という規範を教えたり、正直に生きるという道徳的価値を理解するのではなく、お母さんの心の中にあった良心に目を向けさせることに意味があります。思ったことを言い合うだけで、心の中の良心にまで行きつくことができるでしょうか?教師の力量が問われます。
  「日本の将来を語る」日本教育 新春特集より
    麗澤大学大学院学校教育研究科 松原 好広准教授 (牧野要約)


2026年1月24日土曜日

花だより 花言葉を贈る カスミソウ たんぽぽ

 



  花言葉を贈る 『かすみ草』
 小さな花が霞のように咲く姿から、名付けられた「かすみ草」
 なんて素敵なネーミングだろう
 かすみ草だけでも、もちろん素敵だが、どんな花とも相性抜群
 その名にふさわしく自己主張をせず、そっとやさしく包み込むように
 品よくまとめてくれる。
 プロポーズの花束やウェディングブーケ、出産祝いなどの花束に入れると
 主役の花言葉に、かすみ草の「幸福」、「感謝」が加わり、特別な思い出になる。
  「かすみ草のような人になりたい」と願う人も多い。でも、「私は脇役ではなく主役でありたい」と思う人もいる。
 たんぽぽの花言葉は、「愛の神託」、「幸せ」、「真心の愛」だが、たんぽぽのような人にはなりたくないという。咲いたと思ったら、雑草扱いされてすぐ刈り取られてしまうからだ。でも、普通の除草剤では枯れない、強い根っこを持っている。
  

2026年1月23日金曜日

花だより  PHPより 「人との関わり」 タラバガニ



 

  PHPより 「人との関わり」
 職場で、学校で、地域社会で、誰もみな他人と関わりながら生きている。
 中には気の合わない人、苦手な人とも、時にはそうした人とも、仕事をしたり、付き合わなければならない。それは少なからず憂鬱で面倒なことだと思う。しかし、どんなにわずらしくても避けたり、嫌で仕方ないというのでは、毎日が苦痛になるばかりだ。
 どうせ避けられないのなら、それがむしろ楽しみに変えるよう心を切り替える。いろいろな人と出会い、人間関係を結んでいる。これこそ生きている証拠だと受け止め関わってはどうか。一度きりしかない人生、この日、この時、“嫌いだ、厄介だ”とみずから心を暗くしていては、あまりにももったいない。

2026年1月22日木曜日

花だより 先生方に余白時間の保障を みかん ミスモソウ

 

 
   現場の多様性と、求められる子ども支援
            宇都宮大学共同教育部 齋藤大地准教授
 通常学級の中でも、子どもの多様性の幅と深さが広がっています。中教審の審議でも「多様な子どもたちの包摂する柔軟な教育課程の在り方」が示されました。
 障がいの有無にかかわらず、例えば、外国籍の子どもの数が増えていますし、貧困家庭の子どもも増えています。こうした面からもさまざまな多様性への対応に学校現場は追われているのが現状です。ですから「障害のある子ども」という捉えだけでなく「さまざまな支援が必要な子ども」がいるという捉え方が必要になってきます。
 少子化が進行しているにも関わらず、支援教育の対象に含まれる子どもたちが増え続けています。しかし、一方で多様化する子どもたちの現状からすると、特別支援学校や特別支援学級などでの対応は限界があり、通常の学級において、よりインクルーシブな環境を実現していく必要性が高まっています。
 そのためには、先生方の「余白の時間」を保障していくなど、学校における働き方改革を進めて、余計な負担をかけないような工夫が求められています。先生方への負担の増大は、子どもたちにも悪影響を与えかねません。管理職の方には、先生方が働きやすい環境の整備を実現していくことを期待したい。
 

2026年1月21日水曜日

花だより AIの普及 書いて育つ思考力 フウキギク エリカ

 

 
  瞬時に情報を要約し、文章を出力する生成AIの利用が急拡大しています。
 学校でもAIを使うようになりましたが、特に国語科では、深く考え、書く部分でAIに頼るべきではありません。少なくとも小中学校での使用は考えものです。成長段階で疑うことを知らない子どもは、自分と圧倒的な力の差があるAIの使用に万能感を覚え、考える習慣を放棄する恐れがあります。
 国語では、読み書きの機会が減っています。考えを文字にすることで思考の輪郭がはっきりします。特に手書きは有効で記憶の定着が高まります。手書き能力のピークは大学入試直前の時期で、大人になるための知力はそこで固まります。幼児期からパソコンやタブレット、スマホのみで書くようになるのは怖いことです。デジタル偏重では、身体的感覚と共に本来、私たちが持つ書く力や考える力を失うのではないかと危惧します。
 長い文章を読めなくなる可能性もあります。AIの高い要約力に頼りすぎると、読解力の退化にもつながります。長い文章には長いこと自体に意味があります。要約だけでは、新たな知性や発見との出会いが損なわれかねません。文章とじっくり向き合うことで初めて知識は着実に頭の中に入ってくるのです。
 AIは、出来る人ををより出来るように、出来ない人をより出来ないようにする。AIを使いこなし、地頭を鍛えられる人が市場価値を高め、AIに依存し、丸投げする人の価値は下がる。市場価値を高めるのは、思考力と判断力。それを高めるようにAIと付き合いたい。
   国立国語研究所 石黒 圭教授 読売新聞 「教育の未来図」(1月15日)より


2026年1月20日火曜日

花だより 霞が関だより 《視野を広げる》の解像度を上げる 武藤 久慶氏 エリカ クリスマスローズ

 

       

 月間「日本教育」1月号 霞が関だより 
                 文部科学省初等中等教育局教育課程課長 武藤 久慶氏

 《視野を広げる》の解像度を上げる 
 「視野を広げよう」とか「目線をあげて」とか、よく言われていますが、「通り一遍」の訓示ではなく、本気で成長したり、真剣に人材育成につなげたりしたいのなら、もう少し多角的なスモールステップで考える必要があると感じています。
 「見えている範囲の広がり」を別な言い方をすると
① 自分の視点のみ
② 上司になったつもりで考えられる人
③ 上司の上司になったつもりで考えられる人
④ そのまた上司の視点で考え、行動できる人
 以上、使い古された言葉ではありますが、見方・考え方としては有効です。
 学校現場寄りで考えてみると
 ① 特定の学年や教科に閉じた発想の人
 ② 自分の学校種の視点のみの人
 ③ 義務教育全体で考えている人
 ④ 高校も含めて発想する人
 ⑤ 大学や研究機関まで含めて構想できる人
 ⑥ 学校教育のみならず、私教育への影響や社会教育も含めてデザインできる人
 みたいなレンズをかけてみると、見えてくるものがある気がします。
 別な次元で見ると
  ①意見が合う人とのみ付き合う人
  ②意見が違う人の言説をきちんと見て研究する人
  ③意見が違う人とも付き合い、積極的に学ぼうとする人
 広い視野で考えたいと心がけていても、体調が悪かったり、ちょっと忙しがったりすると目線が下がり、視野が狭くなります。教育に関する言説は常に再帰的で、子どもの教育を語るからには、自己調整と学びに向かう力が大事です。

2026年1月19日月曜日

花だより 自分のからだを思い通りに動かす「調整力」は縄跳びで スノードロップ オモト

 


 4歳児が縄跳びの練習をしています。
 縄跳びを上手に跳ぶのに必要なのが「調整力」です。調整力とは、自分のからだを思い通りに動かす能力で、平衡性(体をバランスよく保持する能力)・敏捷性(体を素早く動かす能力)・巧緻性(からだを巧みに動かす能力)の3項目から成り立っています。これらが総合的に備わっていることが大切です。しかし、幼児のうちはこの能力が未発達で4歳児まではうまく跳ぶことができません。
 また、とっさに手や足が出ない、思わずバランスを崩しそうになるのは、調整力の未発達な幼児だけの問題ではありません。調整力は老化により衰えてきます。「園長先生、やってみて」、「どれどれ貸してみなさい。園長先生が見本を見せてあげる。」 やってみると3回くらいでひっかかってしまいました。老化現象が始まっていました。調整力のピークは20歳でそれから下降線をたどります。
 自分のからだを思い通りに動かす「調整力」はなぜ重要なのか? 
 人間は考えながら動くとき、まず眼や耳から入った情報が中枢で処理されて、どのように動けばいいのかという命令が筋肉に伝えられ、はじめて動作となって現れます。一見容易にみえる動作においても、常に強さ、方向、速さ、タイミング、持続時間などが的確に作動するよう処理されているのです。このようなことを何度か繰り返すうちに、その動作がプログラムとして記憶され、あまり考えなくても思い通りに動けるようになります。調整力が衰えていると自分のからだを上手にコントロールすることが難しくなり事故や怪我につながりやすくなります。この調整力を高めるには、縄跳びが効果的です。幼児期には大切な運動です。

2026年1月18日日曜日

花だより これからの管理職に求められるもの 「教える人」から「支援する人」へ シンピジウム 市田柿

 

       

  これからの管理職に求められるもの

 同窓会で今年勇退する校長から、「教頭になりてのころ、牧野先生に厳しく叱責されたことがありました。今は、ありがたいことだと思っています。」と言われました。
 管理職は「教える人」から「成長を支援する人」へ役割を転換する。
  知識や技能を一方的に伝達するのではなく、若手教員自身が考え、気付き、学び続けられる環境を整える。それが持続可能な成長支援のカギとなります。
 変化の激しい時代において、管理職が全ての答えを持っているはずがありません。必要なのは、答えのない問いに向き合い、試行錯誤しながら前に進む力です。そうした力を若手教員が身に付けられるよう、問いかけ、見守り、時には並走する。そうした管理職の姿勢こそが、これからの学校を支えることになります。管理職の「問いかける力」が、若手教員の「考える力」を育て、それが子どもたちのより豊かな学びとつながっていく、こうした地道な取り組みが、学校全体の教育力を高めることになります。厳しく叱責すればいいというものではないのです。すぐAIに答えを求めてはならないということです。




2026年1月17日土曜日

花だより 不登校児童生徒の急増が意味するもの オンシジウム ウサギ

 

                

     不登校児童生徒の急増が意味するもの
 少子化にかかわらず不登校児童生徒数が増えているのは、これまでの学校教育に対する深刻な否定として捉えるべきでしょう。これまでの管理的な学校の在り方に適応できない子どもたちが、潜在的に多かったのですが、「学校は休んではいけない場所」という風潮の中で耐えていた。それがコロナ禍を境に、不登校へのハードルが下がったのだと思います。
 しかし、学校は学習権を保障する重要な場所であり、同年代の集団の中での経験や仲間は生涯を通じての財産です。子どもたちには学校に通ってほしいし、子どもたちに選ばれる学校でなければなりません。
 そのためには、一人一人の子どもたちをより深く理解し、大切にする実践が重要です。そうしたきめ細やかな取り組みが、いじめ、不登校、インクルーシブ教育など、さまざまな問題に共通する対応策の前提となります。
 ただこうした取り組みは「言うは易し」で、時間と専門性が必要です。いじめ対策には、教職員の共通理解の下に統一的な対応が重要です。しかし、多忙を極めている学校現場で、新しいことに取り組むための時間的・精神的な余裕を生み出すのは難しいのが現実です。そのための働き方改革です。思い切った簡素化を行い、本当にやるべきことを整理し、子どものために必要な対応ができる時間を優先的に確保することが求められます。そして、学校だけに解決しようとしないで外部の専門家や弁護士の力を積極的に借りることです。特に管理職には柔軟な発想による学校経営が求められます。

2026年1月16日金曜日

花だより 「女性管理職の会」はもう不要  クンシラン セントウソウ


      
 大学の同窓会の総会と懇親会(参加者はほぼ校長、教頭)がありました。同窓会長が初めて女性になりました。日本初の総理大臣の誕生が後押ししたのではないと思います。就任のあいさつで「初めて同窓会の総会に出席した時、女性は私一人でした。」と話しましたが、参加者40名中、女性はまだ6人でした。
 女性校長が、今年「道の女性管理職の会」の大会がオホーツクで開催されるという話をしていました。教頭として初めて仕えた校長先生は女性でした。「『女性管理職の会』があるということ自体おかしい。『男性管理職の会』はあるのか?女性が管理職になるのは当たり前の時代になって早く解散することを願う」と言っていたことを思い出しました。もう30年前の話です。昨年、全国国公立幼稚園・こども園長会の総会に参加しました。8割は女性でした。それこそ「男性園長会」が必要かもしれません。
 「女性の品格」  坂東眞理子著
 “品格の一番は、心のこもった「あいさつ」ができること” いまや女性の社会進出、活躍が当たり前となった現代の日本。学校や職場でも、優秀で元気なのは女性ばかりです。女性の価値観、果たすべき役割が大きく変化しています。では、古い型の「女らしさ」はもはや求められないのでしょうか?いや、女性上位の時代だからこそ、従来の男性とは異なる価値観、よき女性らしさを、職場や家庭に持ち込んでほしい、と著者は語っています。「礼状が書ける」「約束をきちんと守る」「型どおりの挨拶ができる」「姿勢を正しく保つ」「贅肉をつけない」「人に擦り寄らない」「よいことは隠れてする」「得意料理をもつ」「恋をすぐに打ち明けない」など 
 本書は、ビジネスから装い、話し方、恋愛にいたるまで、女性としての振舞い方を具体的にアドバイス。何げない日常の立居振舞いに、女性の生き方と品位はおのずと表われるものです。学校も女性教師の方が圧倒的に多いので、この本を読んで勉強しなければならないと思ったのは15年前です。

2026年1月15日木曜日

花だより たかが座席、されど座席 冬休み明けの席替え 紅梅 

 




 “さみしげな 無字の黒板 冬休み”
 これは伊藤園(お茶のラベルに書かれてある俳句)の俳句大賞に選ばれた11歳の子の作品です。普通の小学生なら“たのしいな”と始まるところです。“冬休みが終わって、早く学校に行きたいな!”と思っている子がたくさんいることを信じます。
  冬休み明けには、きっと座席替えがあるでしょう。
 座席をどう決めたらいいか? ~「たかが座席、されど座席」~
 座席というのは、子どもたちにとって大問題です。特に、現在の子どもたちの世界は、人間関係がとても狭いので、既に友だち関係のある子が近くにいるかいないかは、毎日の生活には重要なことなのです。
 教師からすれば、学級の生徒は全員同じ存在ですが、生徒一人一人からすると、よく知っている人、あまり知らない人、気の合う人、合わない人など、全員を同じ人と見なしていないのですから、こだわるのは当然です。
 そのため担任は、座席の配置には確固とした方針を持っていないと無用なトラブルを生みますから「たかが座席」と侮れません。
◆くじ引きで決めるリスク
 学校現場で一番多いのが、このくじ引きです。しかし、くじ引きでは、いじめや私語のトラブルを防ぐことはできません。そこには意図的な配置をする余地がないからです。それでもこの方式が多いのは、席替えに不満があっても、くじ運が悪かったと諦め、担任への不満をそらすことができるからです。学級の状態を正確に把握し、くじ引きでも大丈夫という保証がなければとても危険な決め方です。
◆ジャンケンで決めるリスク
 次に多いのが、ジャンケンです。その席に座りたい希望を子どもからとり、複数ならばジャンケンで決める方式です。ところが、学習意欲の低い子や荒れた子は後方の座席か端を選びますから、その結果、落ち着かない子が集まります。結局、偶発性に頼るくじ引きやジャンケンでは落ち着いた学級をつくるのはとても難しいのです。子どもの希望を最初に取り入れているので、生徒の意見を尊重した決め方だと勘違いしてはいけません。
◆指導の方針と方法をつくる
① 目が悪い、聞こえにくいなど、配慮を要する生徒の座席を優先する。
② 男女で並ぶ、いろいろな子と接する。
③ みんなの前では言えない特別な事情のある子もいるので、座席は先生が決める。
④ 私語の多い子は、私語の多い子同士は近くにしないで前列にする。
 以上の方針は、懇談会や通信で保護者に説明し、協力してもらう。
 *なぜそうするかという理由を説明する
 仲のいい子と一緒になりたいという生徒には、「教室ではどんなに離れていても、たった10メートルほどです。仲のいい子とは、休み時間に大いに語り合えばいいのです。特別な事情かどうかは先生が判断する。それが担任の仕事です。授業に集中できない子を後ろにしたり、落ち着かない者同士を一緒にしていたのでは、担任は務まりません。座席に不満があって保護者から担任に言って変更してもらおうという安易な考えをなくすために、保護者にも説明して協力してもらうのです。

2026年1月14日水曜日

花だより 「成人の日」 すぐに正解を求めず挑戦しよう デコポン カニサボテン

 

 先行き不透明な時代だから、誰しも無難な選択をしたくなるが、失敗を許されるのが若さの特権です。新成人には、効率を追い求めるばかりでなく、答えの出にくい課題に挑んでほしい。1月12日「成人の日」の祝賀行事に贈られた言葉です。
 最近の若者は、周囲にどう見られているかを過度に気にしたり、失敗を恐れる傾向が強いと言われています。効率を重視し、すぐに成果を求める風潮が社会全体に強まっています。
 ノーベル化学賞を受賞した北川進氏は、「無用の用」という言葉を大事にしています。独創的な研究の背景には、様々なジャンヌの読書で専門外の教養を深め、簡単に「有益だ」「無駄だ」と決めつけず、幅広い事柄に関心を持ったことが受賞につながったと言っています。
 近頃は、AIに自分の恋愛や悩みを相談するなど、友だちのような関係を築いている人も珍しくありません。しかし、世の中には様々な考え方生き方の人がいます。社会に出れば、他者と摩擦が生じ、傷ついたりすることもあります。だからといって向き合うことを避けていれば社会は成り立ちません。
 また一方、今の若い世代は子どもの頃、東日本大震災やコロナ禍で辛い思いを共有しています。消防士や自衛隊員を志す人がいたり、ボランティア活動に取り組んだり、地域の活動に参加したりする人も少なくありません。これからも「人の役に立ちたい」という気持ちを大事にしてもらいたい。

2026年1月13日火曜日

花だより 卒業アルバムと「成人の日」 黒松 ストック

 

 
 新型コロナ禍を中学・高校生としてすごした世代が二十歳の成人式を迎えた。卒業アルバムには修学旅行の写真はなく、行事や教室の風景を収めた写真はほとんどない。体育祭や合唱祭は顔がマスクで覆われ表情は見えない。部活の大会も中止になり、やりきれない思いを味わった世代です。
 各地で祝典が行われ、里帰りした人は、失った時間を取り戻そうと旧友との再会を喜び、同窓の輪が広がったはずです。スマホを手に、マスクを外したスッキリした顔で、仲間たちと笑顔をカメラに収め、LINEで交換したことでしょう。
 辛いことを経験したからこそ、人には優しくできる。そんな大人になってくれることを願います。また、18歳で選挙権があります。クレジットカードも持てるようになります。自分の行動をAIに頼ることなく、自覚をしっかり持った大人になってほしい。


2026年1月12日月曜日

花だより 読解力が大事であることを教え子から学んだ  椿 セントウソウ

 

 
 全く宿題や家庭学習をしてこない教え子がいました。ところがテストはいつも100点。家は貧しく、母親は事故で両足の膝から下がない障がい者でした。「私がこんな体のもんだから、息子には何にもしてやれない。でも、買い物から、家の仕事を手伝ってくれて、助かっている。」と言われ、宿題をしてこないことを言い出せませんでした。
 部屋の隅に古い「少年ジャンプ」がありました。ページがめくれて分厚くなっています。
新しいマンガを買ってやれない、古くなったのをもらって、隅から隅まで何度も何度も読んでいる。新聞も小3からお母さんと一緒に読んでいる。スーパーのチラシを見て「今日は〇〇が2割引きで安いから買ってくる」と言うらしい。読む力があるので、国語だけでなく、算数も社会、理科も教科書を読んだだけで理解できる。
 30年後、新聞を地方版を読んでいると、彼の名前がありました。新聞記者になっていたのです。「なるほどなあ~。」と思いました。
 ~全教科・領域等で体験を通じて「言葉の力」を育てる~
 学習指導要領で注目されているのは、教育内容に関する事項として、「言語活動の充実」が盛り込まれていることです。「言語活動の充実」は、「言葉の力を育てる活動の充実」と言い換えた方がわかりやすいかもしれません。
 これからの時代、どんなにAIが進んだとしても大切なことは、論理的な思考や感性を働かせながら問題解決の方策を探り、自分の考えを自分の言葉で表現する能力です。PISAでも読解力を「自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、効果的に社会に参加するために、書かれたテキストを理解し、利用し、熟考する能力」と定義しています。自己実現や社会参加のための重要な道具として、言語を活用できる能力を獲得することが不可欠となるわけです。今回の学習指導要領の中で「言語活動の充実」が盛り込まれたことは、非常に意味のあることだと思います。
 学習指導要領では、「言語活動の充実」を全教科・領域等で展開する。としています。「言語活動」というと一般的には「国語科での行うべきもの」と考えがちです。しかし、低学年では、生活科こそ地域の人とのかかわりや自然観察などの体験を通して、「言葉の力」を伸ばす絶好の教科です。同じようなことが他の教科でも言えます。もちろん、「言葉の力」を育てる上で軸になるのは国語科です。しかし、「言葉の力」は単に言葉を学べば身に付くものではありません。国語科の学びが、「言葉を通して言葉の力を育成」であるのに対して、他教科・領域の学びは「体験を通した言葉の力の育成」であり、「言葉の力の育成」においては、その両方が重要です。「言語活動の充実」において全教科・領域等で取り組むことが大事です。

2026年1月11日日曜日

花だより AIで「ゆりかごから墓場まで」  クリンコザクラ

   

AIの時代が始まる。AIが今後どう進化し、どう活用するか?」
            生活の隅々までAIが浸透しつつあります。

 1月5日、葬儀に参列して思ったことです。
 葬儀といえば最後に葬儀委員長が家族に代わって挨拶をしていましたが、今は、亡くなられた方の経歴やお人柄を葬儀場の専属司会者が流暢な口調で紹介します。内容は参列者の涙を誘うような素晴らしいものです。これも遺族からの情報を打ち込むとAIが完璧な文章を作成してくれるのです。
 今は、結婚式の両親への感謝の言葉をAIで作成する人もいるとのことです。

 昔は町内会総出で葬儀のお手伝いをしました。校長時代も年に何回か葬儀の手伝いをしたことがあります。100歳でなくなったおばあさんの葬儀での葬儀委員長の挨拶を覚えています。
 「『イモ炊いたから、〇〇ちゃん食べるか?』と〇〇のおばさんは、近所の子どもたちにいろんなものを食べさせてくれた。本当にやさしいおばさんでした。」決して流暢な挨拶ではありませんでしたが、参列者はみんな頷きながら聞いていました。葬儀は地域コミュニティーの中心でしたが、今の時代、葬儀のやり方が変わるのは仕方がないことだと思います。AIもどんどん活用したらいいと思います。ただし、人とのつながりを大事にする新しい仕組みも考えていかなければなりません。

1. 弔辞の文章をAIで作成する
 ChatGPTや専用のツールを使い、特定の情報を入力するだけで、マナーを守った心温まる弔辞を作成できます。専用プロンプトの活用:サイトでは、友人や親族など立場に合わせた弔辞作成用のテンプレートが公開されています。
 葬儀専門AIサービス~葬儀ナレーション作成システム は、葬儀社向けですが、AIが忌み言葉を避けつつ故人のエピソードに基づいた文章を自動生成する機能を備えています。
AIメールジェネレーターなどのツールを使って、お悔やみの言葉を生成することも可能です。
2. 「AI故人」による挨拶の生成
 最新のトレンドとして、故人の生前の映像や音声から、葬儀で故人本人が挨拶しているような映像を生成するサービスも登場しています。
 バーチャルAI故人サービス ~写真や動画からAIが故人を再現し、祭壇のサイネージなどで参列者に挨拶を述べる映像を生成します。
 対話型AI故人 ~故人と会話ができるAIの作成サービスもあり、お別れの場での利用が想定されています。
 赤ちゃんがおっぱいが欲しいのか、眠いのか、鳴き声をAIが分析して、お母さんに知らせるアプリもあるそうです。「ゆりかごから墓場まで」AIがやってくれる時代になりました。。





2026年1月10日土曜日

花だより 子どもだけでなく、大人にも特別な支援が必要 クリンコザクラ 椿

 

 

                「 日本教育」 1月号 ~教育長だより~  西宮市教育長 藤岡 謙一
 子どもだけでなく、大人にも特別な支援が必要ではないか
〇ごく一部の問題に大半の精力を費やさざるを得ない学校
 大半の保護者は、問題が生じても丁寧に話し合えば理解してくれますが、一部の保護者とは話し合いが上手くいかずに問題が長引くことがあります。また子どもや同僚とコミュニケーションがうまく取れずトラブルになり、感情の起伏が激しく子どもを畏怖させてしまう教員もいます。 
〇大人にも様々な特性がある
 保護者や教員の中にも、周囲とうまくコミュニケーションが取れないなど発達障害が疑われる人がいます。その人たちも困っている人であり、発達障害に関する知識が活かされて適切な支援をすることで問題解決につながると考えます。
〇専門的な支援によって問題を解決に導く
 例えば当初は「先生が担任で本当に良かった」などと言って教員を頼っていた保護者が、些細な行き違いで突然激高し、「担任からひどいことをされた」などと攻撃してくることがあり、教員としては、それまでの親しい態度から豹変したことに混乱し、強く疲弊してしまうことがあります。障害を安易に決めつけることが厳に慎まなければなりませんが、同じようなトラブルが続くようであれば、何らかの障害を疑い、専門家に相談し、特性に合わせた支援や対処をすることは有効な方策だと考えます。
 困った保護者や教員をモンペアや問題教員として一方的に排除するのではなく、何らかの障害で困っている人なのかもしれないと考え、専門家の助けを借りながら支援する発想も、学校のトラブル解消には必要だと考えます。(牧野要約)
 こうした面倒なことをAIがやってくれると助かるのだが、そこまで進化するだろうか?

2026年1月9日金曜日

花だより 70歳が老化の別れ道 寒桜 タラバガニ

 

 
70歳が老化の別れ道
 70歳からの習慣が、あなたの「老いの速さ」、「寿命」を決める!
               自立した晩年をもたらす70代の健康術
                          医師 和田 秀樹
 古希を迎えたので、44万部のベストセラーになったこの本が気になっていたら、妻の手元にすでにありました。
 70歳代は「最後の活動期」となった。この時期に努力すれば要介護となる時期を遅らせ、若さを持続できる。しかし、健康寿命と平均寿命の延びについていっていない。
 70歳をうまく乗り越えないと長生きはできたとしても、よぼよぼの時期が長い晩年となってしまう。コレステロールは、長生きの敵のように言われているが、コレステロールの高い人ほど、うつ病になりにくいし、それが男性ホルモンの材料となるので、男性にとってはコレストロールの高い人ほど元気で頭がしっかりしています。血圧や血糖値にしても高めの方がはっきりするので、薬で下げると頭がぼんやりしがちです。塩分制限や食事制限が課せられることが多いわけですが、生きる楽しみを奪われたり、味気のないものを食べることになるので、元気のない年寄りになりがちです。
 なるほど70歳からは、好きに生きようと勇気づけられる本に出合いました。
 最後に、70代になったら自分のことだけに生きるのではなく、周りの人のために尽くす生き方に変えていった方がいい。働き方自体をお金のためではなく、誰かの助けになる目的に変えてもいい。歳をとってやさしくなるということは、老後を幸せになる一番の近道ではないと思います。と締めくくっています。