先行き不透明な時代だから、誰しも無難な選択をしたくなるが、失敗を許されるのが若さの特権です。新成人には、効率を追い求めるばかりでなく、答えの出にくい課題に挑んでほしい。1月12日「成人の日」の祝賀行事に贈られた言葉です。
最近の若者は、周囲にどう見られているかを過度に気にしたり、失敗を恐れる傾向が強いと言われています。効率を重視し、すぐに成果を求める風潮が社会全体に強まっています。
ノーベル化学賞を受賞した北川進氏は、「無用の用」という言葉を大事にしています。独創的な研究の背景には、様々なジャンヌの読書で専門外の教養を深め、簡単に「有益だ」「無駄だ」と決めつけず、幅広い事柄に関心を持ったことが受賞につながったと言っています。
近頃は、AIに自分の恋愛や悩みを相談するなど、友だちのような関係を築いている人も珍しくありません。しかし、世の中には様々な考え方生き方の人がいます。社会に出れば、他者と摩擦が生じ、傷ついたりすることもあります。だからといって向き合うことを避けていれば社会は成り立ちません。
また一方、今の若い世代は子どもの頃、東日本大震災やコロナ禍で辛い思いを共有しています。消防士や自衛隊員を志す人がいたり、ボランティア活動に取り組んだり、地域の活動に参加したりする人も少なくありません。これからも「人の役に立ちたい」という気持ちを大事にしてもらいたい。

0 件のコメント:
コメントを投稿