2026年1月20日火曜日

花だより 霞が関だより 《視野を広げる》の解像度を上げる 武藤 久慶氏 エリカ クリスマスローズ

 

       

 月間「日本教育」1月号 霞が関だより 
                 文部科学省初等中等教育局教育課程課長 武藤 久慶氏

 《視野を広げる》の解像度を上げる 
 「視野を広げよう」とか「目線をあげて」とか、よく言われていますが、「通り一遍」の訓示ではなく、本気で成長したり、真剣に人材育成につなげたりしたいのなら、もう少し多角的なスモールステップで考える必要があると感じています。
 「見えている範囲の広がり」を別な言い方をすると
① 自分の視点のみ
② 上司になったつもりで考えられる人
③ 上司の上司になったつもりで考えられる人
④ そのまた上司の視点で考え、行動できる人
 以上、使い古された言葉ではありますが、見方・考え方としては有効です。
 学校現場寄りで考えてみると
 ① 特定の学年や教科に閉じた発想の人
 ② 自分の学校種の視点のみの人
 ③ 義務教育全体で考えている人
 ④ 高校も含めて発想する人
 ⑤ 大学や研究機関まで含めて構想できる人
 ⑥ 学校教育のみならず、私教育への影響や社会教育も含めてデザインできる人
 みたいなレンズをかけてみると、見えてくるものがある気がします。
 別な次元で見ると
  ①意見が合う人とのみ付き合う人
  ②意見が違う人の言説をきちんと見て研究する人
  ③意見が違う人とも付き合い、積極的に学ぼうとする人
 広い視野で考えたいと心がけていても、体調が悪かったり、ちょっと忙しがったりすると目線が下がり、視野が狭くなります。教育に関する言説は常に再帰的で、子どもの教育を語るからには、自己調整と学びに向かう力が大事です。

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