現場の多様性と、求められる子ども支援
宇都宮大学共同教育部 齋藤大地准教授
通常学級の中でも、子どもの多様性の幅と深さが広がっています。中教審の審議でも「多様な子どもたちの包摂する柔軟な教育課程の在り方」が示されました。
障がいの有無にかかわらず、例えば、外国籍の子どもの数が増えていますし、貧困家庭の子どもも増えています。こうした面からもさまざまな多様性への対応に学校現場は追われているのが現状です。ですから「障害のある子ども」という捉えだけでなく「さまざまな支援が必要な子ども」がいるという捉え方が必要になってきます。
少子化が進行しているにも関わらず、支援教育の対象に含まれる子どもたちが増え続けています。しかし、一方で多様化する子どもたちの現状からすると、特別支援学校や特別支援学級などでの対応は限界があり、通常の学級において、よりインクルーシブな環境を実現していく必要性が高まっています。
そのためには、先生方の「余白の時間」を保障していくなど、学校における働き方改革を進めて、余計な負担をかけないような工夫が求められています。先生方への負担の増大は、子どもたちにも悪影響を与えかねません。管理職の方には、先生方が働きやすい環境の整備を実現していくことを期待したい。
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