2019年8月31日土曜日
花だより ホウセンカ STOP自殺 #しんどい君へ
要注意!! 夏休み明けの9月が、18歳以下の自殺が一番多い
教室以外に居場所を ~ネットが心の支えに~
STOP自殺 #しんどい君へ 読売新聞 8月24日(土)
ユーチューバー ゆうこすさん(25)
本名・菅本裕子 モテるためのファッション雑誌などのユーチューブ、ツイッター、インスタグラムといったSNSで発信し、同世代からの支持を集める。総フォロワー数は150万人以上
中学生の頃は少女マンガが好きで、恋愛もしたくて、かわいくいたいと思っていました。でも、そうした行動が「ぶりっ子」と非難されました。
当時はクラスメート30人が自分の世界の全て。みんなに嫌われるのは世界を追放されたようでつらくて、悪口を言っている子たちと一緒に居たくなくて。午後から学校に行き、部活動の吹奏楽に参加して帰る日々でした。
心の支えになったのは、インターネットでした。チャットにはまり、好きな音楽のサイトにコメントもしました。趣味や好みが合う人がたくさんいて、世界が広がったことで居場所ができ、安心しました。
高校2年でHKT48に入りましたが、辞めた後に事実無根の中傷がネットに書かれました。街行く人が自分を指さしてやゆしているように感じられ、人に会うのも苦痛になり、実家で1年間のニート生活を送りました。
私は、いまではSNSで発信して人から共感をいただいて活動できていますが、いま本当に悩んでいる子に、「つらい経験が将来プラスになるよ」なんて言えない。
でも教室以外のどこかに居心地のいい場所が作れれば、世界は明るく見えてきます。ネット上でもいいし、つらいときは病院などの専門機関に相談してほしい。しんどい思いを抱える人は、痛みを知っている。だからこそ、乗り越え、立ち直ることができたら、今の何倍も強く、優しくなれると思います。
フリースクールを運営するNPO法人「東京シューレ」
理事長 奥 野 圭 子
長期休業明けの自殺が後を絶たないのは、「学校は苦しくても行かなければならない」という固定観念に縛られるからだ。フリースクールなど学校以外の学びの重要性を認めた「教育機会確保法」の成立から間もなく3年だが、その中身が理解されているとは言い難い。基本方針で「登校のみを目標にするのではない」と示され、休養の必要性も明記されている。「不登校だと、大人になったときに社会の中でやっていけるのか」と心配する声もあるが、フリースクールの多くの卒業生は進学し、自分の好きなことに取り組んでいる。保護者は、その子にしかない価値を認めてあげ、生きる楽しさを子どもが感じられるように寄り添ってほしい。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月29日木曜日
花だより ミズアオイ 夏休み明けが一番危ない
夏休み明けの子どもの「こころ」の変化
18歳以下の子どもの自殺者数は、夏休み明けが最も多い!
学校でいじめに遭っている子どもや勉強するのが苦手な子どもにとって、夏休みはそんな苦痛からの避難期間でもあります。その分、夏休み明けは、大きなプレッシャーがかかります。また、夏休みのイベントやネットで知り合った新たな仲間との交流が深まった子どもや非行を経験した子どもなど、長い夏休みの期間中に交友関係が複雑化している可能性があります。私たち教師の知らないところで、子どもたちの関係はどんどん変化しているのです。
思春期に入った子どもは、親や教師に自分の悩みを相談せず、特にいじめに関することは友だちに相談する傾向にあるということを理解していくことが大切です。
夏休み明けの学校は、子どもにとって楽しみでもあり、忍耐の場でもあります。ある子は、見えない鎧に身を包み一大決心をして登校します。ある子は、友だちへの声かけの順番を気にしながら登校します。親や教師の顔色をうかがいながら登校する子もいます。夏休み明けから、不登校になるケースもあります。自分なりに頑張って登校している子どもの気持ちと、発しているサインを、教師はできる限り受け止めておく必要があります。心も体も変化(成長)し続ける思春期。夏休みを経て変化(成長)しないほうが、むしろ稀なのです。
変化に気づくというのは、相手への関心の表れです。信頼関係を深めることにつながります。相手が触れてほしいところに、踏み込み過ぎず適度な距離感で「気づき」を伝えることは、揺れ動き続ける思春期の子どもたちにとって、大切な生徒指導だと考えます。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月28日水曜日
花だより ゼラニウム 27年度には全国平均以上に
27年度には全国平均以上に
道教委の立川教育長は、「本道の状況は、全国の平均正答率との差が、小中学校8教科中、2教科で昨年度と同じ、6教科で差が縮まり、そのうち中学校国語Aでは、全国と同じとなるなど改善の傾向が見られ、教育委員会や学校、家庭、地域の取組が一定の成果として現れてきたものとして受け止めている」とコメントした。
平成23年度6月に設定した「26年度の全国調査までに全国平均以上」との目標に対し、中学校国語Aは達成したものの、他の教科は目標に近づいたとはいえ、達成には至らなかったことについて、「目標を達成するためには、正答数の少ない児童生徒の割合をさらに改善するなど、なお一層の努力が必要」との考えを示した。
また、「教育の機会均等という義務教育の趣旨を踏まえ、北海道に住むすべての子どもたちに、社会で自立するために必要な学力を身に付けさせる必要があるとの考えのもと、これまで“ほっかいどう学力・体力向上運動”などに学校・家庭・地域・行政が一体となって取り組んできた」と説明した上で「本年度一定の成果が上がったことで改善の道筋が明確になってきた」と分析。
27年度には、すべての教科で全国平均以上となるよう、学力・体力の向上の取組を推進していくとの考えを表明し、教育関係者や保護者はもとより、広く道民に理解と支援を求めた。
道教委では「今後、早急に管内別の状況などにより詳細に分析し、各市町村の施策の改善や学校現場の取組に生かしたい」考えである。
公表について市町村に同意
道教委は、全国学力・学習状況調査の結果公表に関し、市町村名を明らかにした公表について、各教科の成果と課題が明確になるよう、各調査問題別・領域別に示すレーダーチャートを基本に、分析結果や改善方策を示すこととし、市町村に同意を求めていく考え。
本年度の文部科学省の実施要領では、調査結果の公表に関し、「都道府県、市町村の区別なく、教育委員会や学校が、保護者や地域住民に対して説明責任を果たすことが重要」と明記されるとともに、「都道府県教委は、域内の市町村教委の同意を得た場合には、当該市町村が設置管理する学校名を明らかにした公表を行うことができる」とされた。
道教委は、市町村教委の同意を前提に、一層きめ細かく分かりやすい調査結果を示す観点から、改訂された実施要領において可能とされた市町村別の結果を公表するとともに、調査結果を踏まえた改善方策を併せて公表するなど、報告書の内容を改善していく考え。
平均正答率については、「教育上の配慮が必要と考えられる市町村(小、中学校1校、対象となる児童生徒数が少ない)以外の市町村は数値を公表することが望ましい」としている。同意が得られた市町村については、11月公表予定の『報告書』に掲載する。学校名を明らかにした公表については、「児童生徒数が少なく教育上の配慮が必要な学校が多いことなどから、市町村教委や学校が判断することが望ましい」との考えを示した。
公表の背景にあるもの
「笛吹けど踊らず」なかなか全国との差が縮まらない原因は何か?
適度な競争が好結果を生んだ~成績が振るわなかった地域で、学力の向上が目立った。全国学力テストの成果の表れだろう~
今回、成績アップが目立ったのは、沖縄県の小6だ。全国最下位の科目がなくなり、算数の基礎問題ではトップ10に入った。昨年度、小6国語の基礎問題で最下位だった静岡県も、ほぼ全国平均に回復した。
こうした自治体では、児童生徒に自分の考えを文章にまとめさせる授業に力を入れている。指導力向上のための研修会に参加する教師も増加した。
成績上位の秋田県や福井県などの教師との交流を通じて、指導力方法を学ぶ試みも進んでいる。
文科省は、指導改善の取組が、学力の底上げにつながっていると分析している。全員参加の全国学力テストが、適度な競い合いを生み出した結果と言えよう。
全国学力テストについては、今回から、自治体の教育委員会が学校別成績を公表することが認められるようになった。文科省は学校の序列化や過度な競争を招かないようにするため、平均正答率などの数値だけでなく、分析結果や改善方法を併せて公表するように求めている。
日教組は数値を示せば、序列化は避けられず、子どもに過度なストレスを与えると反対するが、果たしてそうだろうか。子どもたちはどのようなところで学習につまずいているのか。学力アップには、どのような対策が必要なのか。テスト結果から、教師と保護者が共通の認識を持つことで、学校教育に対する保護者の理解が進むはずだ。大半の教委は未だ、学校別成績の公表には及び腰だという。文科省は、公表のメリットを周知していく必要がある。~以上 読売新聞から
朝日VS読売が慰安婦問題でバトルを繰り広げています。学力テストについても各社違いがあります。
さまざまな考えがあるのは事実ですが、道教委がさまざまな施策を講じているにも関わらず、北海道の子どもたちの学力がなかなか向上しない。道議会、各市町村議会でも取り上げられるようになりました。つまり、道民、住民も関心が高まっているということです。できない原因は何か?問われています。
記述式 空欄目立つ
日高地方のある小学校の校長は、学力テストが一斉に実施された翌日の4月23日、校長室で6年生の1学級分、約30人の答案用紙に向かった。児童達の学力の課題を把握しようと、赤鉛筆を手に取り、採点を続けているうちにあることに気づいた。3分の1近い答案用紙の最後の問題が空欄だった。
「やっぱり厳しかったか」
普段のテストでも途中で解答することをあきらめないように指導している。選択問題などの無解答は少なかったものの。応用力を問う国語Bで、空欄が目立ったのは記述式。校長は「何を書いてよいか分からない子どもの姿が目に浮かんだ」
足を引っ張るオホーツク 退職まで残り1年半、オホーツクで生まれ、オホーツクで育ち、オホーツクで教員になりました。そのオホーツクの学力が全国最下位から脱することができずに、教員生活を終えるのかと思うと、非常に情けない思いでいます。
道教委の立川教育長は、「本道の状況は、全国の平均正答率との差が、小中学校8教科中、2教科で昨年度と同じ、6教科で差が縮まり、そのうち中学校国語Aでは、全国と同じとなるなど改善の傾向が見られ、教育委員会や学校、家庭、地域の取組が一定の成果として現れてきたものとして受け止めている」とコメントした。
平成23年度6月に設定した「26年度の全国調査までに全国平均以上」との目標に対し、中学校国語Aは達成したものの、他の教科は目標に近づいたとはいえ、達成には至らなかったことについて、「目標を達成するためには、正答数の少ない児童生徒の割合をさらに改善するなど、なお一層の努力が必要」との考えを示した。
また、「教育の機会均等という義務教育の趣旨を踏まえ、北海道に住むすべての子どもたちに、社会で自立するために必要な学力を身に付けさせる必要があるとの考えのもと、これまで“ほっかいどう学力・体力向上運動”などに学校・家庭・地域・行政が一体となって取り組んできた」と説明した上で「本年度一定の成果が上がったことで改善の道筋が明確になってきた」と分析。
27年度には、すべての教科で全国平均以上となるよう、学力・体力の向上の取組を推進していくとの考えを表明し、教育関係者や保護者はもとより、広く道民に理解と支援を求めた。
道教委では「今後、早急に管内別の状況などにより詳細に分析し、各市町村の施策の改善や学校現場の取組に生かしたい」考えである。
公表について市町村に同意
道教委は、全国学力・学習状況調査の結果公表に関し、市町村名を明らかにした公表について、各教科の成果と課題が明確になるよう、各調査問題別・領域別に示すレーダーチャートを基本に、分析結果や改善方策を示すこととし、市町村に同意を求めていく考え。
本年度の文部科学省の実施要領では、調査結果の公表に関し、「都道府県、市町村の区別なく、教育委員会や学校が、保護者や地域住民に対して説明責任を果たすことが重要」と明記されるとともに、「都道府県教委は、域内の市町村教委の同意を得た場合には、当該市町村が設置管理する学校名を明らかにした公表を行うことができる」とされた。
道教委は、市町村教委の同意を前提に、一層きめ細かく分かりやすい調査結果を示す観点から、改訂された実施要領において可能とされた市町村別の結果を公表するとともに、調査結果を踏まえた改善方策を併せて公表するなど、報告書の内容を改善していく考え。
平均正答率については、「教育上の配慮が必要と考えられる市町村(小、中学校1校、対象となる児童生徒数が少ない)以外の市町村は数値を公表することが望ましい」としている。同意が得られた市町村については、11月公表予定の『報告書』に掲載する。学校名を明らかにした公表については、「児童生徒数が少なく教育上の配慮が必要な学校が多いことなどから、市町村教委や学校が判断することが望ましい」との考えを示した。
公表の背景にあるもの
「笛吹けど踊らず」なかなか全国との差が縮まらない原因は何か?
適度な競争が好結果を生んだ~成績が振るわなかった地域で、学力の向上が目立った。全国学力テストの成果の表れだろう~
今回、成績アップが目立ったのは、沖縄県の小6だ。全国最下位の科目がなくなり、算数の基礎問題ではトップ10に入った。昨年度、小6国語の基礎問題で最下位だった静岡県も、ほぼ全国平均に回復した。
こうした自治体では、児童生徒に自分の考えを文章にまとめさせる授業に力を入れている。指導力向上のための研修会に参加する教師も増加した。
成績上位の秋田県や福井県などの教師との交流を通じて、指導力方法を学ぶ試みも進んでいる。
文科省は、指導改善の取組が、学力の底上げにつながっていると分析している。全員参加の全国学力テストが、適度な競い合いを生み出した結果と言えよう。
全国学力テストについては、今回から、自治体の教育委員会が学校別成績を公表することが認められるようになった。文科省は学校の序列化や過度な競争を招かないようにするため、平均正答率などの数値だけでなく、分析結果や改善方法を併せて公表するように求めている。
日教組は数値を示せば、序列化は避けられず、子どもに過度なストレスを与えると反対するが、果たしてそうだろうか。子どもたちはどのようなところで学習につまずいているのか。学力アップには、どのような対策が必要なのか。テスト結果から、教師と保護者が共通の認識を持つことで、学校教育に対する保護者の理解が進むはずだ。大半の教委は未だ、学校別成績の公表には及び腰だという。文科省は、公表のメリットを周知していく必要がある。~以上 読売新聞から
朝日VS読売が慰安婦問題でバトルを繰り広げています。学力テストについても各社違いがあります。
さまざまな考えがあるのは事実ですが、道教委がさまざまな施策を講じているにも関わらず、北海道の子どもたちの学力がなかなか向上しない。道議会、各市町村議会でも取り上げられるようになりました。つまり、道民、住民も関心が高まっているということです。できない原因は何か?問われています。
記述式 空欄目立つ
日高地方のある小学校の校長は、学力テストが一斉に実施された翌日の4月23日、校長室で6年生の1学級分、約30人の答案用紙に向かった。児童達の学力の課題を把握しようと、赤鉛筆を手に取り、採点を続けているうちにあることに気づいた。3分の1近い答案用紙の最後の問題が空欄だった。
「やっぱり厳しかったか」
普段のテストでも途中で解答することをあきらめないように指導している。選択問題などの無解答は少なかったものの。応用力を問う国語Bで、空欄が目立ったのは記述式。校長は「何を書いてよいか分からない子どもの姿が目に浮かんだ」
足を引っ張るオホーツク 退職まで残り1年半、オホーツクで生まれ、オホーツクで育ち、オホーツクで教員になりました。そのオホーツクの学力が全国最下位から脱することができずに、教員生活を終えるのかと思うと、非常に情けない思いでいます。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月27日火曜日
花だより ナデシコ ユウガオ 勉強の神様
○×△北海道ついに最位 沖縄上昇! 全国学力学習状況調査結果○×△
北海道の子どもたちの現状~友だちを大切にして、勉強は嫌いではない。早寝、早起き、朝ごはんなど基本的生活習慣は、ほぼ身に付いている(?)あいさつもできて、言われた勉強はするが、自分から進んで本を読んだり、勉強したりすることをしない。その分をテレビやゲームにあてる。これまで全国学力調査が低い原因は、勉強時間が少ないことだと言われてきました。
“勉強なんかできなくてもいい”と言うと全てのことに意欲がなくなります。学校でいう学力向上は、有名校に進学するための学力ではなく、基礎基本の確実な定着を図ることを目的としています。
~学生の就職活動 学力が低いと将来の就職にも影響~ 各自治体での職員採用では、本州出身者が増えているそうです。地元企業は必ずしも地元優先で採用をすることはないようです。採用する側は、優秀な人材を確保しようとするのは当然のことです。
~♪トイレには女神さまがいて、トイレ掃除をするといいお嫁さんになる。とおばあちゃんが言った~という歌が流行って、トイレ掃除をする女性が増えたそうです。これにあやかって「勉強の神様」という題の歌を作って、AKB48や嵐が歌ってくれたらいい! 学力向上の解決策をこう答えると、“それでも教育者か?”と叱られそうですが、古今東西、子どもに勉強させることくらい難しいことはありません。
北海道の子どもたちの現状~友だちを大切にして、勉強は嫌いではない。早寝、早起き、朝ごはんなど基本的生活習慣は、ほぼ身に付いている(?)あいさつもできて、言われた勉強はするが、自分から進んで本を読んだり、勉強したりすることをしない。その分をテレビやゲームにあてる。これまで全国学力調査が低い原因は、勉強時間が少ないことだと言われてきました。
“勉強なんかできなくてもいい”と言うと全てのことに意欲がなくなります。学校でいう学力向上は、有名校に進学するための学力ではなく、基礎基本の確実な定着を図ることを目的としています。
~学生の就職活動 学力が低いと将来の就職にも影響~ 各自治体での職員採用では、本州出身者が増えているそうです。地元企業は必ずしも地元優先で採用をすることはないようです。採用する側は、優秀な人材を確保しようとするのは当然のことです。
~♪トイレには女神さまがいて、トイレ掃除をするといいお嫁さんになる。とおばあちゃんが言った~という歌が流行って、トイレ掃除をする女性が増えたそうです。これにあやかって「勉強の神様」という題の歌を作って、AKB48や嵐が歌ってくれたらいい! 学力向上の解決策をこう答えると、“それでも教育者か?”と叱られそうですが、古今東西、子どもに勉強させることくらい難しいことはありません。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月26日月曜日
花だより ナツズイセン 子育てが楽しくなるちょっとした習慣
「子育てが楽しくなるちょっとした習慣」(PHP研究所)
白百合女子大学 教授 田 島 信 元
世の中には子育て情報があふれています。「何を信用すればいいの」と迷っている方も多いと思いますが、「実は子育てはそんなに複雑ではなく、むしろシンプルです。」
子どもには、自身が持つ「育つ力」、つまり子どもは幼いころからもともと「自己学習(発達)力」が備わっています。しかし、この「育つ力」とは、実は「子どもは一人で育つ」という意味ではありません。大人の「育てる力」があって初めて、もともと備わっている「育つ力」が発揮されるものです。
≪その子に合ったピッタリの教育(日本人には日本の教育を)≫
日本の子育ての常識をアメリカの子どもに当てはめると、子どもはパニックを起こします。逆に、アメリカの子育ての常識を日本の子どもに当てはめると、子どもはとても神経質になってしまうのです。つまり、日本の社会、アメリカの社会といったそれぞれの文化的な土壌にピッタリ合った子育てを考えることが、子どもの発達に一番いいということなのです。(迷ったら担任に相談して下さい。“これがいい”と思い込むのも危険です。)
日米の差だけの話ではありません。同じ日本で、他のお宅でスマートな教育をしているからといって、それをそのまま自分の子どもに当てはめてみるのも考えものです。うまくいかないばかりか、非常に危険なことです。このことは同じ家庭の兄弟(姉妹)間でもいえることです。まさに目の前のお子さんに「ピッタリ」あてはまる子育ては、親がお子さんとやりとりしながら、自らあみ出していくものなのです。
≪ピッタリをあみ出すにはどうすればよいのか?「ことば」と表情を大切にすること≫
親が与えている中で最も重要な刺激は「ことば」です。その「ことば」を使って子どもはものごとを考えるようになります。正しいことば、優しいことばで話しかけることで、子どもは頭や体を動かすのです。褒めるのも叱るのも、子どもは親のことばを一番頼りにしているのです。ことばを一番交わすのは、親だからです。そして、親の表情も大事です。子どもは親の表情から本能的に思いを感じるものです。 (牧野要約)
白百合女子大学 教授 田 島 信 元
世の中には子育て情報があふれています。「何を信用すればいいの」と迷っている方も多いと思いますが、「実は子育てはそんなに複雑ではなく、むしろシンプルです。」
子どもには、自身が持つ「育つ力」、つまり子どもは幼いころからもともと「自己学習(発達)力」が備わっています。しかし、この「育つ力」とは、実は「子どもは一人で育つ」という意味ではありません。大人の「育てる力」があって初めて、もともと備わっている「育つ力」が発揮されるものです。
≪その子に合ったピッタリの教育(日本人には日本の教育を)≫
日本の子育ての常識をアメリカの子どもに当てはめると、子どもはパニックを起こします。逆に、アメリカの子育ての常識を日本の子どもに当てはめると、子どもはとても神経質になってしまうのです。つまり、日本の社会、アメリカの社会といったそれぞれの文化的な土壌にピッタリ合った子育てを考えることが、子どもの発達に一番いいということなのです。(迷ったら担任に相談して下さい。“これがいい”と思い込むのも危険です。)
日米の差だけの話ではありません。同じ日本で、他のお宅でスマートな教育をしているからといって、それをそのまま自分の子どもに当てはめてみるのも考えものです。うまくいかないばかりか、非常に危険なことです。このことは同じ家庭の兄弟(姉妹)間でもいえることです。まさに目の前のお子さんに「ピッタリ」あてはまる子育ては、親がお子さんとやりとりしながら、自らあみ出していくものなのです。
≪ピッタリをあみ出すにはどうすればよいのか?「ことば」と表情を大切にすること≫
親が与えている中で最も重要な刺激は「ことば」です。その「ことば」を使って子どもはものごとを考えるようになります。正しいことば、優しいことばで話しかけることで、子どもは頭や体を動かすのです。褒めるのも叱るのも、子どもは親のことばを一番頼りにしているのです。ことばを一番交わすのは、親だからです。そして、親の表情も大事です。子どもは親の表情から本能的に思いを感じるものです。 (牧野要約)
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月24日土曜日
花だより シシウド アクティブ・ラーニングの基盤となるべき視点
教育関連コラムシリーズ№11 梶田 叡一氏(奈良学園大学学長)
「開示悟入」の教育~アクティブ・ラーニングの基盤となるべき視点として~
アクティブ・ラーニングという言葉に、教育会の注目が集まっている。子どもが自分から能動的に、主体的に学んでいく教育が、今、改めて求められているのである。
しかしながら、子どもの自主性を尊重し過ぎて「好きなことを好きなように学ばせよう」という実質的な指導放棄になってしまったのでは教育にならない。「子どもはそもそも学びたがっている主体的能動的な存在である」などと言う教育学者がいるが、敢えて言えば、それは幻想でしかない。子どもを信頼して任せておく、ということで教育がやれるなら、学校も教師もそもそも不必要なのである。もちろん、これとは逆に、何でもかんでも教えてやればいい、きちんと指示して活動させればいい、ということでは、子どもが受動的になり、依存的になってしまう。これもまた困ったことである。
学校教育を通じて、生涯にわたって常に自分自身を伸ばしていこうとする自己教育の姿勢と力を育てていかなければならない。指導が強すぎても、指導しないまま放任になっても、自己教育に繋がる教育にはならないのである。
学習者の能動性、主体性を大事にした教育に当たっては、やはり「開示悟入」を常に念頭に置いて取り組むべきではないだろうか。この言葉は法華教の方便品にあるものである。
「開」は「開く」である。発問や課題提示で子どもの心を開く、課題の世界を開く。ここから教育が始まるわけである。主体的学習の基盤づくりはまさにこれである。
「示」は「示す」。教えることを指示することである。大事な事柄については教師が、どう考えたらよいか、どのようにしたら理解できるか、どのような点に留意して活動すればよいのか、きちんと示さなくてはならない。
「悟」は「悟らしむる」。自分で納得がいくところまでもっていくということである。自己解決力の場を設けるとか、自分の経験や実感と照らし合わせて考えてみる場を設けることも「悟らしむる」ために大事である。アクティブ・ラーニングとして言われる課題解決型学習(PBL)や自主協同学習、反転学習等々にも、こうした基盤が不可欠である。
「入」は「入らしむる」。学んだことを自分の生活の中で使えるようになるところまでもっていくことである。本当に自分の身についた「生きて働く力」にするため、家庭や地域での活動と学校での活動との結合など様々な工夫が必要である。
「開示悟入」の中には、子ども主導の学びの部分もあれば、教師主導の学びの部分もある。大事なのは「開」によって学習者一人一人に学習意欲や課題意識が生まれ、それが子ども主導の場面でも、教師主導の場面でも、一貫して主体的な学習を貫くものになっていくことである。「開示悟入」という先人の教訓を今こそ思い起こしたいものである。
梶田先生の講演は、私も何度か聞いたことがあります。日本の教育の中枢にいる先生の今回の文章は、教育専門誌より分かりやすく書かれていると思います。「開示悟入」は、普段の授業にも当てはまります。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月23日金曜日
花だより カラスウリ 日本の携帯電話
日本の携帯電話は、なぜアメリカ、中国、韓国に負けたのか?
ネット接続、カメラ、GPS,ワンセグ、おサイフケータイなどは、いずれも日本が先駆けたサービスだ。こうした高機能端末を安価に販売できた理由に、日本独特のビジネスモデルがあった。
2000年代半ば、東南アジアでは、携帯電話にラジオ機能がついているのは当たり前だった。ところが再三、日本のメーカーに要求しても搭載されなかった。「この頃、日本は世界の家電の王者。日本のやっていることが一番正しいんだと。世界が違うということが分からなかった。」
そうしたおごりから革命的な技術革新も起きない。そして2008年、アメリカアップルのアイフォーンが日本に上陸。高機能だけでなく、シンプルなデザインと洗練された操作性で、圧倒的な魅力を放った。スマホ時代の扉は開き、日本のガラケーを一挙に過去のものとなった。
なぜ日本のメーカーはiPhone(アイフォーン)を作れなかったのか?
日本のメーカーには、理系の技術者しかいない。芸大や美大の発想が必要だった?と答えざるを得ないほど革命的な製品だったのです。つまりグローバルで横断的な発想がなかったのです。(参考:読売新聞より)
society5.0に対応した教育を推進が急務なのです。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月22日木曜日
花だより ノリウツギ 大場市政12年間の軌跡(元網走市長)
大場市政12年間の軌跡(網走タイムズに連載)
大場市長さんには、開校30周年記念式典のお礼に伺ったときお目にかかりました。潮見小が開校10周年を迎えたとき、ちょうど教育長をされていたということで当時のことを懐かしく語ってくれました。風貌がどことなく小沢一郎元幹事長に似ていて(風貌が似ているだけでそれ以外の意味はありません。)どっしりと構えていて、大物政治家のオーラを感じました。そんな市長さんの記事(12年間の軌跡)が網走タイムズに掲載されました。
~3期12年にわたって網走市のかじ取りをして来た大場市長(73)が退任する。強いリーダーシップを発揮し、直面する市政の課題に立ち向かった軌跡と実績を関係者の評価を加えて振り返る。~
2回にわたって大場市政の功績が掲載されました。“財政再建との戦い”、“リーダーシップ卓越”、“「市民のために」を旗印に”、“健全化へ確かな道筋”と非常に高く評価していました。とかくマスコミは権力者に対して厳しく当たるものです。管内の中心都市の市長さん(前職・現職とも)は、地方紙では散々に書かれています。国政の長に対しても尊敬の念など微塵もない論調(どの政権でも)です。マスコミがそのように扱うので、国民もまたインタビューに答えるとこけ降ろしたようなコメントを言います。何としても頑張ってほしい気持ちはよく分かりますが、私たちが選んだ代表です。その国の「政治レベル」=「国民のレベル」といいます。叱ってばかりでは、子どもは健やかに育たないのと同じです。
網走にお世話になって2年になります。たくさんの素晴らしい出会いがありましたが、今回は、わがまちの市長さんの退任にあたり、惜しみない称賛をおくる新聞記事に心がホッとステーションになりました。網走は『いいまち』だなあ!
大場市長さんには、開校30周年記念式典のお礼に伺ったときお目にかかりました。潮見小が開校10周年を迎えたとき、ちょうど教育長をされていたということで当時のことを懐かしく語ってくれました。風貌がどことなく小沢一郎元幹事長に似ていて(風貌が似ているだけでそれ以外の意味はありません。)どっしりと構えていて、大物政治家のオーラを感じました。そんな市長さんの記事(12年間の軌跡)が網走タイムズに掲載されました。
~3期12年にわたって網走市のかじ取りをして来た大場市長(73)が退任する。強いリーダーシップを発揮し、直面する市政の課題に立ち向かった軌跡と実績を関係者の評価を加えて振り返る。~
2回にわたって大場市政の功績が掲載されました。“財政再建との戦い”、“リーダーシップ卓越”、“「市民のために」を旗印に”、“健全化へ確かな道筋”と非常に高く評価していました。とかくマスコミは権力者に対して厳しく当たるものです。管内の中心都市の市長さん(前職・現職とも)は、地方紙では散々に書かれています。国政の長に対しても尊敬の念など微塵もない論調(どの政権でも)です。マスコミがそのように扱うので、国民もまたインタビューに答えるとこけ降ろしたようなコメントを言います。何としても頑張ってほしい気持ちはよく分かりますが、私たちが選んだ代表です。その国の「政治レベル」=「国民のレベル」といいます。叱ってばかりでは、子どもは健やかに育たないのと同じです。
網走にお世話になって2年になります。たくさんの素晴らしい出会いがありましたが、今回は、わがまちの市長さんの退任にあたり、惜しみない称賛をおくる新聞記事に心がホッとステーションになりました。網走は『いいまち』だなあ!
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月21日水曜日
花だより ノゲシ 斜里のお祭り
おまつり 8月22日
「校長先生さよなら!」
「そんなに急いでどうしたの?」
「お祭りだよ、お祭り!早く帰らないと、今日で最後なんだよ!」
「マジックハウスに行くのかい?」
「やることがいっぱいあるんだよ」
「お金はあるのかい?」
「うん、ばあちゃんからもらった!」
斜里のお祭りは、北見や美幌の有志の露店と違い、飴細工や瀬戸物のたたき売り、東京ケーキに金魚すくい、型抜き、昔ながらのおもちゃなどの露店商が建ち並び、子供でなくてもウキウキします。
25日、女の子が「校長先生、すくった金魚持ってきたよ。学校の水槽に入れていい?10匹すくったけれど、持ち帰えれるのは3匹までなんだって・・・」と持ってきました。なるほどこうして学校の金魚は、だんだん増えていくのか?
「校長先生さよなら!」
「そんなに急いでどうしたの?」
「お祭りだよ、お祭り!早く帰らないと、今日で最後なんだよ!」
「マジックハウスに行くのかい?」
「やることがいっぱいあるんだよ」
「お金はあるのかい?」
「うん、ばあちゃんからもらった!」
斜里のお祭りは、北見や美幌の有志の露店と違い、飴細工や瀬戸物のたたき売り、東京ケーキに金魚すくい、型抜き、昔ながらのおもちゃなどの露店商が建ち並び、子供でなくてもウキウキします。
25日、女の子が「校長先生、すくった金魚持ってきたよ。学校の水槽に入れていい?10匹すくったけれど、持ち帰えれるのは3匹までなんだって・・・」と持ってきました。なるほどこうして学校の金魚は、だんだん増えていくのか?
石北大通り公園(この下にJR石北線が通っています。)
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月20日火曜日
花だより センニチソウ マザーテレサ
残念ながら日本は貧しい国
マザーテレサさんが来日したとき、「どこか観光地を案内しましょうか?」と言うと「ホームレスの多く集まる場所に行きたい。」と言ったので新宿の公園を案内したそうです。その夜の歓迎レセプションで挨拶に立ったマザーテレサは、「日本は豊かな国かと思っていましたが、残念ながら貧しい国です。ホームレスの人の側をたくさんの人が黙って通り過ぎていきます。人間にとって本当の貧しさとは、社会からも見捨てられ、自分は誰からも必要とされていないと思うことです。・・・」と話されたそうです。
マザーテレサさんが来日したとき、「どこか観光地を案内しましょうか?」と言うと「ホームレスの多く集まる場所に行きたい。」と言ったので新宿の公園を案内したそうです。その夜の歓迎レセプションで挨拶に立ったマザーテレサは、「日本は豊かな国かと思っていましたが、残念ながら貧しい国です。ホームレスの人の側をたくさんの人が黙って通り過ぎていきます。人間にとって本当の貧しさとは、社会からも見捨てられ、自分は誰からも必要とされていないと思うことです。・・・」と話されたそうです。
犯罪の増加、低年齢化など日本人の道徳性が問われいます。しかし、学校の道徳の時間だけでこの道徳性が身につくものではありません。教育活動全体を通じて養われていくものであり、何より家庭の教育力が重要です。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月19日月曜日
花だより ナス 教育ジャーナリスト青木 悦講演会
8月17日 教育ジャーナリスト青木 悦氏を招いて、潮見小学校PTA教育講演会を開催しました。
19日、エコーセンターの「幼児を育てる親の子育て講演会」(社会教育主催)に来網されると聞いて、その前に無理を言って実現したものです。子どものしつけや心の中にある理想の子ども像などについての話に約80人の保護者と職員が集まり、耳を傾けました。
青木氏は、新聞や雑誌の記者を務めた経験や自身の子育ての経験から得た子どもたちの現状を語りました。「しつけというのは、本来、生きていくための技術を教えること。それがいつの間にか、子どもを叩いて黙らせることになってしまった。」と現代社会の“しつけ”を分析。「あきらめず、長いスパンで教えていってほしい。」さらに「自分の理想とする“幻の子ども像”を心の中につくり、自分の子どもと常に比較していないか、幻の子ども像は、子どもを追い詰めてしまう。」と訴えていました。
我々は汗を拭き拭きお話を聞いていましたが、先生は、気温35℃の東京から25℃の網走に来て「網走は涼しくていいですね。」と長袖で講演をされていました。19日の講演後、真っ直ぐ兵庫県に向かわれました。
子育てに“正解”を求めてさまよう人がいます。“失敗”したと、自分を責める人がいます。
“誰でも当てはまる正しい子育て”なんて存在しないこと あるのはただ子どもと一緒に、悩み、泣き、喜ぶ、子どもと共に生きること… それぞれの大切なものに気付き、そっと背中を押してもらえる講演でした。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月18日日曜日
花だより ヒャクニチソウ ユズ 心がホッとステーション
心がホッとステーション
◎△◇おじさんお世話になりました。◎△◇
前回号で学校前の交差点で毎日交通安全指導をしてくれている葛西さんに、「おじさん、いつもごくろうさまです。」という子がいると紹介しましたが、他にもいることが分かりました。これを紹介した後、さらにきちんとあいさつする子が増えたようです。
街頭指導をしている内匠さんが来校されて、「夏休み中に転校した子(3年生)が『大変お世話になりました。』とわざわざお母さんと来てくれたんですよ。何か思い出になるものでもあげようかと思ったんですが、急だったので、何もしてあげられなくて、もし転出先の住所が分かれば、手紙でも書いてあげようかと思っているんです。1年生のときから、この子はやんちゃ坊主だなあと思っていた子でね。それでも『おじさん、おじさん』と寄ってきてね。めんこい子だったんですよ。」
この子は、夏休み前に校長室にもやってきて「校長先生、ぼくね。転校とりやめになったので、また、よろしくお願いします。」と言っていたのですが、やっぱり福岡に転校していきました。
◎△◇おじさんお世話になりました。◎△◇
前回号で学校前の交差点で毎日交通安全指導をしてくれている葛西さんに、「おじさん、いつもごくろうさまです。」という子がいると紹介しましたが、他にもいることが分かりました。これを紹介した後、さらにきちんとあいさつする子が増えたようです。
街頭指導をしている内匠さんが来校されて、「夏休み中に転校した子(3年生)が『大変お世話になりました。』とわざわざお母さんと来てくれたんですよ。何か思い出になるものでもあげようかと思ったんですが、急だったので、何もしてあげられなくて、もし転出先の住所が分かれば、手紙でも書いてあげようかと思っているんです。1年生のときから、この子はやんちゃ坊主だなあと思っていた子でね。それでも『おじさん、おじさん』と寄ってきてね。めんこい子だったんですよ。」
この子は、夏休み前に校長室にもやってきて「校長先生、ぼくね。転校とりやめになったので、また、よろしくお願いします。」と言っていたのですが、やっぱり福岡に転校していきました。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月17日土曜日
花だより ノコギリソウ 夏休み作品展の「校長賞」
「校長先生、ぼくね。がんばって自由研究やってきたんだけど、“校長賞”もらえるかな?どうやって決めるの?」
夏休み作品展が8月24日で終了しました。23日の夕方、子どもたちが帰った後、教頭先生(教頭賞)と文化部の先生とで審査を行いました。
◎子どもらしい発想や独創性 ◎手間暇(時間)がかかっているもの ◎ていねいさ ◎見た目のインパクトなどを見て、賞をつけましたが、“これもいいけど、あれもいい”と悩みました。他にも校長賞をつけたかった作品がたくさんありました。「残念ながら賞に入らなかった人、冬休みまた頑張ってください!!」
を迎えます。特に自由研究の部(北海道の廃線になる鉄道を実際にお父さんと回ってまとめたもの)の「校長賞」は、発想、手間暇、ていねいさ、まとめ方(見せ方)どれも満点でした。
8月21日 グラウンドにお父さんと男の子の姿がありました。「すごい、すごい!飛んだ、飛んだ!」と声がするので、校長室の窓を開けると、「校長先生、この飛行機ね。おまつりでお父さんに買ってもらったんだ。お父さんといっしょに作ったんだ。校長先生もいっしょに飛ばす?」と誘われました。その後、別の親子連れが来て、キャッチボールをしていました。私には、娘しかいません。飛行機とばしもキャッチボールもできませんでしたが、夏休みの自由研究の手伝いはしました。夏休みは私の担当で、冬休みは妻でした。冬休みの作品が賞に入ったことがあって、「ママの方がやっぱりすごい!」と言われたことがありました。それぞれの家庭でそれぞれの夏休みを過ごしたことと思います。教育の第一の責任者は親です。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月16日金曜日
花だより ヤナギラン 夏休みの絵日記
夏休みの思い出 ~2年生の絵日記から~
***それぞれの夏休み***(校舎ぶらり旅)
◇ねつでびょういんにとまりました。いろんなけんさをして、いやな気ぶんになりました。てんてきのハリは、なん日かするといたくなりました。
***それぞれの夏休み***(校舎ぶらり旅)
◇ねつでびょういんにとまりました。いろんなけんさをして、いやな気ぶんになりました。てんてきのハリは、なん日かするといたくなりました。
~(担任の先生からコメント)熱が下がってよかったね。知らない人や見たことのないものがいっぱいで病院て何だかドキドキしますよね。~
◇きのうぼんおどりに行きました。ぼんおどりには、2かい行きました。いっぱいおどりました。いっぱいおどったから、おかしをいっぱいもらいました。ぼんおどりは、とてもたのしかったです。また、らい年もぼんおどりに行きたいです。
◇きのうぼんおどりに行きました。ぼんおどりには、2かい行きました。いっぱいおどりました。いっぱいおどったから、おかしをいっぱいもらいました。ぼんおどりは、とてもたのしかったです。また、らい年もぼんおどりに行きたいです。
~(先生から)上手におどれたかな?自分のまちの行事がたくさんあっていいですね。~
◇ばあちゃんが草かりをしていたら、土の中から、ハサミ虫が出てきました。ハサミ虫は、ほられたからにげていきました。
◇ばあちゃんが草かりをしていたら、土の中から、ハサミ虫が出てきました。ハサミ虫は、ほられたからにげていきました。
~(先生から)生活科の勉強になりましたね。虫の名前がすぐわかったのがすごいね。~
◇きょう、せんこう花火をしました。さいしょは、小さかったけど、だんだん大きくなりました。すぐおわっちゃったけど、きれいでたのしかったです。
◇きょう、せんこう花火をしました。さいしょは、小さかったけど、だんだん大きくなりました。すぐおわっちゃったけど、きれいでたのしかったです。
~(先生から)静かに持っていないと、すぐ落っこちてしまう楽しみもありますね。絵は、ホンモノみたいにかけていますね。~
*どれも2年生らしく素直に表現している絵日記です
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月15日木曜日
花だより ヒオウギ アサガオ 夏休みの絵日記から
◇夏休みの絵日記◇
2年生の教室で夏休みらしいとってもいい日記を見つけました。
7月26日(くもり) きょう、じてん車にのりました。お母さんとのりました。じてん車で遠いところまで行きました。たのしかったです。
(「遠い」が漢字で書かれていました。お母さんに聞いたのでしょうか?仲のいい親子の姿が目に浮かびます。遠いところとは、どこなのでしょうか?)
8月19日の朝、松葉杖をついた女の子と「あさがお」を抱えたおじいちゃんが児童玄関の前に立っていました。聞くと夏休み中に高いところから飛び降りて足を痛め、安静にしているように言われたそうです。松葉杖で歩くのもママ成らず、一生懸命作った作品や大切に育てた「あさがお」を持ってくることができなくて、おじいちゃんが車で送ってきてくれたのでした。お孫さんのことが心配でしょうがないようです。
校舎に賑やかな子どもたちの声が戻ってきましたが、PTA会長が役員会の冒頭のあいさつで、「我が家にもやっと静けさが戻り、ホッとしています。」と言いました。さすが会長、各家庭の代弁者です。
1年生教室の窓の下に「あさがお」が帰ってきました。つるがぐんぐんのびて鮮やかな花を咲かせています。「あさがお」の花言葉は、“愛情のきずな、愛着、固い約束”「白いあさがお」の花言葉は、“固い絆・喜びにあふれる。”です。1年生は、「あさがお」を育てることで、友だちや先生と固い絆で結ばれることでしょう。
◇夏休み作品展◇ 2階図工室・家庭科室・廊下で開催中
「校長先生、見て見て…。お母さんと一緒に作ったんだよ。上手にできたしょ!」
夏休み作品展には4年生以上に“校長賞”があります。20日審査を行いました。どれもこれも力作ばかりで決めるのに困り果てました。最後の決め手は、これは時間がかかっただろうな。と思う作品にしました。校長賞の他に教頭賞や児童会長賞などの賞があります。これはどう見ても、“親の手が入っている?”と思うような作品もあります。それでも私はいいと思います。夏休み親子で「ああでもない。こうでもない。」と言いながら、また、道具の使い方など教えながら作品を仕上げるのは、夏休みでなければできないことです。
~同じ2年生の教室にこんな絵日記もありました。~
8月7日(はれ) ぼくは、こうさくをおじいちゃんとつくりました。ちょっとまちがってしまいました。すごくむずかしかったです。
お父さん、お母さん、それにおじいちゃん、おばあちゃんご協力ありがとうございました。
2年生の教室で夏休みらしいとってもいい日記を見つけました。
7月26日(くもり) きょう、じてん車にのりました。お母さんとのりました。じてん車で遠いところまで行きました。たのしかったです。
(「遠い」が漢字で書かれていました。お母さんに聞いたのでしょうか?仲のいい親子の姿が目に浮かびます。遠いところとは、どこなのでしょうか?)
8月19日の朝、松葉杖をついた女の子と「あさがお」を抱えたおじいちゃんが児童玄関の前に立っていました。聞くと夏休み中に高いところから飛び降りて足を痛め、安静にしているように言われたそうです。松葉杖で歩くのもママ成らず、一生懸命作った作品や大切に育てた「あさがお」を持ってくることができなくて、おじいちゃんが車で送ってきてくれたのでした。お孫さんのことが心配でしょうがないようです。
校舎に賑やかな子どもたちの声が戻ってきましたが、PTA会長が役員会の冒頭のあいさつで、「我が家にもやっと静けさが戻り、ホッとしています。」と言いました。さすが会長、各家庭の代弁者です。
1年生教室の窓の下に「あさがお」が帰ってきました。つるがぐんぐんのびて鮮やかな花を咲かせています。「あさがお」の花言葉は、“愛情のきずな、愛着、固い約束”「白いあさがお」の花言葉は、“固い絆・喜びにあふれる。”です。1年生は、「あさがお」を育てることで、友だちや先生と固い絆で結ばれることでしょう。
◇夏休み作品展◇ 2階図工室・家庭科室・廊下で開催中
「校長先生、見て見て…。お母さんと一緒に作ったんだよ。上手にできたしょ!」
夏休み作品展には4年生以上に“校長賞”があります。20日審査を行いました。どれもこれも力作ばかりで決めるのに困り果てました。最後の決め手は、これは時間がかかっただろうな。と思う作品にしました。校長賞の他に教頭賞や児童会長賞などの賞があります。これはどう見ても、“親の手が入っている?”と思うような作品もあります。それでも私はいいと思います。夏休み親子で「ああでもない。こうでもない。」と言いながら、また、道具の使い方など教えながら作品を仕上げるのは、夏休みでなければできないことです。
~同じ2年生の教室にこんな絵日記もありました。~
8月7日(はれ) ぼくは、こうさくをおじいちゃんとつくりました。ちょっとまちがってしまいました。すごくむずかしかったです。
お父さん、お母さん、それにおじいちゃん、おばあちゃんご協力ありがとうございました。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月14日水曜日
花だより オオハンゴウソウ イチゴ 盆踊り
『潮見地区盆踊り大会・ご協力の礼状』が届きました。
残暑の候、貴職には益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
日頃より潮見地区町内会連合会に対し、特段のご配慮を賜り、衷心より篤くお礼申し上げます。
さて、去る8月6日(土)7日(日)に行われました潮見地区連盆踊り大会は、懸念された天候の崩れもなく無事終えることができました。
今年は年に数回しか袖を通さない浴衣姿で踊る子どもたちを見て、日本の夏の風物詩を感じました。踊りの後のお土産を大事そうに抱えて帰る後ろ姿に、年甲斐もなく幼いころを思い出し、目頭を熱くいたしました。
6日は360名、7日は400名近い子どもたちが集い、理事たちは予想を遙かに超える子どもたちにうれしい悲鳴をあげました。予定通り子どもの部が終わり安堵した次第です。今年は中学生の参加者が無く、少し寂しい踊りの輪でした。また開催期間中、児童生徒にご配慮いただきました教職員各位に深く感謝申し上げます。
参加した子どもたちが盆踊りを『ふるさとの文化と伝統』ととらえ『助け合いの心』を持ち『東日本大震災の被災地へ潮見地区から元気を送ろう』の言葉を理解していただけたら幸いです。その被災地の子どもたちが、一日も早く元の生活に戻れるよう心から祈るものです。
結びに、盆踊り大会にご協力いただきました貴校に対し、潮見地区連として深く感謝申し上げますとともに、ご報告とお礼をかねましての文といたします。
**********
私も年に一度着るかきないかの浴衣を着て、行ってきました。踊りの輪が3重になっていました。お土産のお菓子をもらうときは、役員の方や地域の民生委員方が順番を守るように子どもたちに声をかけていました。教育は、学校と家庭と地域の連携が大切だと言われていますが、その通りだなと思いました。お礼を言うのは学校の方です。ありがとうございました。
亡くなった祖母が「あんたの母さんは、盆踊りの音が聞こえてくると、もうそわそわして、毎晩踊りに行ったもんだよ。」「母さん、そんなに盆踊りが好きだったの?」「今と違って、小さい頃の楽しみは、お盆とお正月とお祭りしかなかったからね。それにこのときはみんな休みで親戚中が集まってにぎやかだった。おこづかいを貰えるのもそのときだけだったからね。」そんな母は80歳になりました。趣味は社交ダンスで週に一度踊っています。
被災を受けた東北各地でも危ぶまれた夏祭りが開催されました。祭りはイベントと違いその地域の風土がつくる何百年も続く固有の文化です。古里に息づく人のつながりを感じます。北海道は歴史が浅く、すぐ新しいものに飛びつく傾向がありますが、ふるさとの祭りや文化、人とのつながりを大切にしたいものです。
ラジオ体操 これも町内会の皆さんが中心に行っている夏休みの行事です。
休み中、3カ所の会場を回りました。大人と子ども30人近く集まっているところから、4~5人のところもありましたが、6時25分頃、眠たい目をこすりながら集まってきます。「あっ、校長先生も来たの?ぼくね。一回しか休んでいないんだよ。」とラジオ体操のカードを見せてくれました。朝、職員玄関の花の世話をして、それからラジオ体操に行き、その帰り校区を散歩して回るのが、夏休みの日課でした。玄関前にあさがおセットが置いてあると、“ここは1年生の家だな。”と思いました。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月13日火曜日
花だより サクランボ 夏休みの生活リズム
夏休みの生活リズム
夏休みになると、とかく子どもに対して放任か、干渉し過ぎの傾向になりがちです。学校では、「子どもに自主的に生活させるようにして下さい。」と一日の生活表や夏休みのめあて(生活設計)を子どもたちに立てさせます。担任からは「無理のない計画を立てて頑張って下さい。」というコメントが付いていますが、実際に守れるのは、何日あるでしょうか?
生活リズムは、それぞれの家庭で違います。夏休みだからといって特別にしないことです。起きる時刻、寝る時刻など学校に通っているときと同じリズムにすることです。そうしないと夏休み明けに、「学校に行きたくない!」という子が出てきます。
毎朝一番に学校に来る子がいます。「どうしていつも早いの?」と聞くと「お父さんが朝早く仕事に行くので、お母さんは4時に起きてお弁当を作るから、ぼくも5時に起きます。だから、夜は8時過ぎには寝ています。夏休みも変わりません。」
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月12日月曜日
花だより オニユリ 夏休みの宿題といえば
~読書感想文~
小学生の夏休みの宿題と言えば、今も昔も読書感想文が定番です。だいたい400字詰め原稿用紙2枚くらい、指定された本を読んで感想文を書く。全国規模のコンクールがあるので、読書感想文は全国共通です。でも、定番のわりには、苦手で嫌いな子どもが多い。親の中にも「読書感想文を書くのが、すっごくイヤだったわぁ」と苦手意識を持っている人が多い、なぜそんなに嫌われているのでしょうか?
◆それは、指導する先生のほうに問題があります。先生が完全に子ども任せのパターンです。今まで読書感想文の書き方を学校で教わったことがありますか?これだけ全国区のテーマなのに、きちんと教わったことがある人は意外と少ないのです。「本を読んで感想を書きなさい。」と先生に言われてたって、何をどう書いたらいいのかわかりません。普通の子だったら、その本のあらすじをなぞってしまうのは、当たり前です。だから、“感想文=あらすじ”を書けばいい、と思うのです。
◆もう一つは、反対に先生が大マジメな場合。これも意外とダメです。国語の授業で、「このお話のテーマは何でしょう?」「筆者が訴えたいことは何でしょう?」なんて、先生に聞かれるでしょう?だから子どもたちは感想文を書くために、必死に頭をひねりながら本を読むのです。でも、それでは読書は楽しくありません。
◆読書はまず第一に、本を楽しむこと。その根本にある喜びを忘れてしまっては本末転倒です。まずは本を楽しむことです。「ボクはここがワクワクドキドキした。」「なるほど!こんなことがわかった!」「悲しくて涙が出た!」どうしてそう感じたのか、自分の気持ちに聞いてみるだけで、もうそれだけで立派な、その子だけのオリジナルの感想文です。
浜茄子(ハマナス)
原生花園の夏の主役、「実がナシに似ていることから、ハマナシが訛ってハマナスとなった。」と宿泊学習のときに岸本先生が子どもたちに説明していました。さすが理科専科です。「ナス」とも「ナシ」にも似ていますが、ナシを提唱したのは、牧野富太郎植物博士です。花言葉は「照り映える容色」「見映えの良さ」「あなたの魅力にひかれます」「旅の楽しみ」などがあります。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月11日日曜日
花だより スイカ トマト ラ・フランス 親の役目
~親の役目~ 読者の投稿(読売新聞より)
妻はぼくのことを「子供に厳しく過ぎる」という。だが人混みのなかで平気で親をバカ呼ばわりしてゴネている小さな子供や、それを平気で受け入れている親を見かけると、果たしてそうか?と思う。古くさい考え方かもしれないが、やはり子供は親に「バカ」などと言っては行けない。そして、いけないことをやったときは大いにしかるべきである。それが節度あり社会規範であろう。別に子供に嫌われても平気じゃないか。顔を見たら逃げ出すくらい怒ってもかまわない。それより良いことと悪いことのわかる子供に育てよう。こっぴどく叱っても、一緒に付き合ってやれば子供は親を心底嫌うことはまずない。サッカーをしたり、工作をしたりするとすぐ仲良しになる。そこでちょっと工夫やヒントを教えてやれば尊敬も得られる。一番いけないのは、テレビばかり見て子供に無関心。ろくに遊んでもやらず口を開けばグチをこぼすか叱ってばかり、それが親だと心得ている。果たして子供にとってどっちがためになる?妻よ、おまえのことだぞ!「元気で働いてくれるだけで十分」「口を開けばグチこぼす」ガツンと来ました!!
細木和子さんのテレビ番組で「親父はくさいから嫌い」と発言した女子高生に「親を何だと思っているんだ」と叱る場面がありました。細木さんに言われなくては気が付かない女子高生も問題ですが、言ってもらう親にも問題がありそうです。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月10日土曜日
花だより ヒマワリ アサガオ 夏休みの教材園
夏休みの教材園
あさがおのつるが50センチのびました。
きゅうりのつるは60センチのびました。
カボチャのつるは80センチのびました。
ヒマワリも1年生の背の高さを超えました。
ハウスのミニトマトも真っ赤になって、いくつかいただきました。なすびもピーマンも実をつけています。
学校の生き物もみんな元気です。
セグロセキレイが松の木の巣箱に巣を作っていました。夏休みになって周りが静かになって、ヒナの声がよく聞こえるようになってきたなあと思ったらある日急に静かになりました。もう一つ、2年生の教室の軒下にも巣を作っていました。辺りを警戒しながら、餌を運んでいた親鳥も姿を見せなくなりました。ヒナが何羽いたか確認できませんでしたが、どうやら元気に巣立っていったようです。
草取り
草取りは面倒で、子どもたちはやりたがりません。ところが教材園は、道路に面していて、通りすがりの人の目に入ります。「今年も草ボウボウの畑ができた!」と言われているかもしれません。(この学校は、「“いい加減な教育”をしている」と思われるかもしれません。)
雨が降った次の日、“水やり当番”の子どもたちに、「今日は、水やりはしなくてもいいから、草取りをしなさい。」と言うと、「草取り当番じゃないから!」と、それでもしぶしぶやっていたので、ご褒美に「真っ赤なミニトマト食べていいよ」と言うと「トマトきらいだし!」
職員玄関のおもてなし空間(花のプランター)今年もきれいに咲いています。ダメになってしまった苗もいくつかあります。元気のない苗を引っ張るとスーッと抜けてきます。根がしっかり張っていないのです。何だか子どもと似ています。花壇の花とプランターの花は、同じ時期に同じように植えたのですが、畑の方がずっと大きく葉の色つやもいいのです。プランターの花は、ちょっと過保護かもしれません。花を育てていると子育てに通じるものを感じます。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月9日金曜日
花だより 学校がきれいに メロン ニチニチソウ 野付牛公園
学校がきれいに
ディズニーランドは夢を売るところなので、専門の掃除スタッフがいて、いつも園内はきれいになっています。そんな場所では、お客さんもゴミのポイ捨てはしないそうです。
休み中、校地内に弁当やカップラーメンの殻が捨てられていました。ラジオ体操に行く途中の道端にも、いつも同じ場所にゴミが捨てられています。人間の心理なのでしょうか、きれいなところにはゴミは捨てないけれど、ゴミがあると自分も捨てていいと思うのでしょうか?
夏休み中、用務員さんが床のワックスがけ、トイレの床磨きをしてくれました。特にトイレは、業務用の洗剤を使って床磨きを行いました。暑さの中、大変な作業でした。
8月11日には、札幌から専門業者が来てステージ幕の修繕を行いました。「学校関係は、『夏休み中にやってくれ』と言われるので、お盆休み返上で道内を回ります。」と言っていました。幕はだいたい30年くらいは持つそうです。全部取り換えたいところですが、100万円以上かかると言われたので、今回は、破れている幕の取り換えなど一部の修繕になりました。せっかくステージに足場を組んだので天井の蛍光灯の取り換えもしました。ステージが見違えるほど明るくなりました。
学校や教室は、ディズニーランドでありたいと思います。
ディズニーランドは夢を売るところなので、専門の掃除スタッフがいて、いつも園内はきれいになっています。そんな場所では、お客さんもゴミのポイ捨てはしないそうです。
休み中、校地内に弁当やカップラーメンの殻が捨てられていました。ラジオ体操に行く途中の道端にも、いつも同じ場所にゴミが捨てられています。人間の心理なのでしょうか、きれいなところにはゴミは捨てないけれど、ゴミがあると自分も捨てていいと思うのでしょうか?
夏休み中、用務員さんが床のワックスがけ、トイレの床磨きをしてくれました。特にトイレは、業務用の洗剤を使って床磨きを行いました。暑さの中、大変な作業でした。
8月11日には、札幌から専門業者が来てステージ幕の修繕を行いました。「学校関係は、『夏休み中にやってくれ』と言われるので、お盆休み返上で道内を回ります。」と言っていました。幕はだいたい30年くらいは持つそうです。全部取り換えたいところですが、100万円以上かかると言われたので、今回は、破れている幕の取り換えなど一部の修繕になりました。せっかくステージに足場を組んだので天井の蛍光灯の取り換えもしました。ステージが見違えるほど明るくなりました。
学校や教室は、ディズニーランドでありたいと思います。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月8日木曜日
花だより トロロアオイ においを感じる(野球センスと教師センス)
【嗅覚】においを感じる プロ野球オールスター戦 解説者の言葉から
「楽天イーグルス投手田中マーくんの今シーズンの絶好調の要因は、力を入れるところと抜くところを覚えたことにある。プロの一流選手になると、臭覚みたいなものでそれを感じることができる。これは教えられてできるものではなく、その人の持っている野球センスで、言葉ではなかなか説明できない部分である。」(西部、巨人の元投手工藤公康氏)
これは教師にも当てはまります。教師の仕事は、経験を積むことが大切ですが、児童理解や授業は、その人の感覚(センス)によるところが大きい。センスが良いとは、「判断力が優れている」「物の微妙な見極めができる。」「感覚が優れている」「細部の違いまで理解できる」の意味で使われます。このセンスは、持って生まれた部分と後から磨かれた部分があります。
《センスを磨く=研修》 研修とは「研究」と「修養」 修養とは、学問を修め、人格を高めることです。しかし、教育のことばかり考えていても人格は高まりません。さまざまなジャンルの教養を身に付けるためにも夏休みを有効に活用して見聞を広めてください。
人格を磨くために
“人間関係を築く習慣”~人間関係を築く習慣~
相手は変えられない。だから自分を変える
①傾聴する。②支援する。③励ます。
④尊敬する。⑤信頼する。⑥受容する。
⑦交渉する。⑧良いところをほめる。
~人間関係を壊す習慣~
相手は変えられる。だから相手を変える。
①批判する。②責める。③文句を言う。
④小言を言う。⑤脅す。⑥罰する。
⑦褒美でつる。⑧弱点を探して責める。
~◇~健康心理学~◇~1週間であなたは変わる?
月~10分間自分の時間をつくる。
火~笑顔をつくる練習をする。
水~ご飯をゆっくり食べる。
木~しかめっ面をなくす練習をする。
金~10分間物思いにふける。
土~妻や家族に愛情のある言葉をかける。
日~ゆっくり休む。
*溜まったストレスを解消するために夏休みがあります?リフレッシュしてください。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
2019年8月7日水曜日
花だより カノコユリ 学力向上問題(大手塾の先生の話)
学力向上問題について【大手塾の先生の話】病院の待合室で読んだ月刊「クオリティ」から
●北海道の学力が低い理由としてよく言われるのは、北海道はへき地が多い、というものだった。しかし、この論理でいうと秋田県がなぜ高いのか?という話になる。秋田県は少人数指導に早くから取り組んで成功したというが、少人数がよければへき地の教育は、全てよくなってもいいはずである。
●直接的な要因としては、勉強時間の不足があげられる。単純に北海道の生徒は勉強していないだけ。本州などでは、夏休みの宿題として問題集丸々一冊やらせる。ところが札幌のある中学校では、絵を一枚描かせただけだった。札幌の勉強量は、全国の都市の中で一番低い。
●転勤であちこち見ているが、こんなに部活をやる地域はない。夜8時くらいまでやっているところもある。目指す学校に入るため部活をやらない子もいる。どっちが勝つかはハッキリしている。頭の善し悪しではなくて、完全に量で負けている。
●生活実態に関するアンケート調査から、北海道の子供はゲームにかける時間が長く、本を読む時間が短い。中学受験が盛んでないため、小さい頃から勉強に対する意識が本州とまるで違う。
●結局のところは親の問題 小学校では、やった子とやらない子の差がもっとも顕著に出る。その子の学力の半分くらいは小5・6年で決まってしまう。道立の札幌東西南北校に入る子は、小6のときに算数ができないなんてことはない。ところが小学校で教育に対する意識が低い家庭が北海道には多い。
「言われっぱなしでいいのでしょうか?」 でも、これが現実なのです。だから「やるなら、今でしょ!」と塾の講師に言われるのです。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
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