2019年8月7日水曜日
花だより カノコユリ 学力向上問題(大手塾の先生の話)
学力向上問題について【大手塾の先生の話】病院の待合室で読んだ月刊「クオリティ」から
●北海道の学力が低い理由としてよく言われるのは、北海道はへき地が多い、というものだった。しかし、この論理でいうと秋田県がなぜ高いのか?という話になる。秋田県は少人数指導に早くから取り組んで成功したというが、少人数がよければへき地の教育は、全てよくなってもいいはずである。
●直接的な要因としては、勉強時間の不足があげられる。単純に北海道の生徒は勉強していないだけ。本州などでは、夏休みの宿題として問題集丸々一冊やらせる。ところが札幌のある中学校では、絵を一枚描かせただけだった。札幌の勉強量は、全国の都市の中で一番低い。
●転勤であちこち見ているが、こんなに部活をやる地域はない。夜8時くらいまでやっているところもある。目指す学校に入るため部活をやらない子もいる。どっちが勝つかはハッキリしている。頭の善し悪しではなくて、完全に量で負けている。
●生活実態に関するアンケート調査から、北海道の子供はゲームにかける時間が長く、本を読む時間が短い。中学受験が盛んでないため、小さい頃から勉強に対する意識が本州とまるで違う。
●結局のところは親の問題 小学校では、やった子とやらない子の差がもっとも顕著に出る。その子の学力の半分くらいは小5・6年で決まってしまう。道立の札幌東西南北校に入る子は、小6のときに算数ができないなんてことはない。ところが小学校で教育に対する意識が低い家庭が北海道には多い。
「言われっぱなしでいいのでしょうか?」 でも、これが現実なのです。だから「やるなら、今でしょ!」と塾の講師に言われるのです。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
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