2019年8月28日水曜日

花だより ゼラニウム 27年度には全国平均以上に

27年度には全国平均以上に
 道教委の立川教育長は、「本道の状況は、全国の平均正答率との差が、小中学校8教科中、2教科で昨年度と同じ、6教科で差が縮まり、そのうち中学校国語Aでは、全国と同じとなるなど改善の傾向が見られ、教育委員会や学校、家庭、地域の取組が一定の成果として現れてきたものとして受け止めている」とコメントした。
 平成23年度6月に設定した「26年度の全国調査までに全国平均以上」との目標に対し、中学校国語Aは達成したものの、他の教科は目標に近づいたとはいえ、達成には至らなかったことについて、「目標を達成するためには、正答数の少ない児童生徒の割合をさらに改善するなど、なお一層の努力が必要」との考えを示した。
 また、「教育の機会均等という義務教育の趣旨を踏まえ、北海道に住むすべての子どもたちに、社会で自立するために必要な学力を身に付けさせる必要があるとの考えのもと、これまで“ほっかいどう学力・体力向上運動”などに学校・家庭・地域・行政が一体となって取り組んできた」と説明した上で「本年度一定の成果が上がったことで改善の道筋が明確になってきた」と分析。
 27年度には、すべての教科で全国平均以上となるよう、学力・体力の向上の取組を推進していくとの考えを表明し、教育関係者や保護者はもとより、広く道民に理解と支援を求めた。
 道教委では「今後、早急に管内別の状況などにより詳細に分析し、各市町村の施策の改善や学校現場の取組に生かしたい」考えである。
 公表について市町村に同意
 道教委は、全国学力・学習状況調査の結果公表に関し、市町村名を明らかにした公表について、各教科の成果と課題が明確になるよう、各調査問題別・領域別に示すレーダーチャートを基本に、分析結果や改善方策を示すこととし、市町村に同意を求めていく考え。
 本年度の文部科学省の実施要領では、調査結果の公表に関し、「都道府県、市町村の区別なく、教育委員会や学校が、保護者や地域住民に対して説明責任を果たすことが重要」と明記されるとともに、「都道府県教委は、域内の市町村教委の同意を得た場合には、当該市町村が設置管理する学校名を明らかにした公表を行うことができる」とされた。
道教委は、市町村教委の同意を前提に、一層きめ細かく分かりやすい調査結果を示す観点から、改訂された実施要領において可能とされた市町村別の結果を公表するとともに、調査結果を踏まえた改善方策を併せて公表するなど、報告書の内容を改善していく考え。
平均正答率については、「教育上の配慮が必要と考えられる市町村(小、中学校1校、対象となる児童生徒数が少ない)以外の市町村は数値を公表することが望ましい」としている。同意が得られた市町村については、11月公表予定の『報告書』に掲載する。学校名を明らかにした公表については、「児童生徒数が少なく教育上の配慮が必要な学校が多いことなどから、市町村教委や学校が判断することが望ましい」との考えを示した。
 公表の背景にあるもの
「笛吹けど踊らず」なかなか全国との差が縮まらない原因は何か?
 適度な競争が好結果を生んだ~成績が振るわなかった地域で、学力の向上が目立った。全国学力テストの成果の表れだろう~
 今回、成績アップが目立ったのは、沖縄県の小6だ。全国最下位の科目がなくなり、算数の基礎問題ではトップ10に入った。昨年度、小6国語の基礎問題で最下位だった静岡県も、ほぼ全国平均に回復した。
 こうした自治体では、児童生徒に自分の考えを文章にまとめさせる授業に力を入れている。指導力向上のための研修会に参加する教師も増加した。
成績上位の秋田県や福井県などの教師との交流を通じて、指導力方法を学ぶ試みも進んでいる。
 文科省は、指導改善の取組が、学力の底上げにつながっていると分析している。全員参加の全国学力テストが、適度な競い合いを生み出した結果と言えよう。
全国学力テストについては、今回から、自治体の教育委員会が学校別成績を公表することが認められるようになった。文科省は学校の序列化や過度な競争を招かないようにするため、平均正答率などの数値だけでなく、分析結果や改善方法を併せて公表するように求めている。
 日教組は数値を示せば、序列化は避けられず、子どもに過度なストレスを与えると反対するが、果たしてそうだろうか。子どもたちはどのようなところで学習につまずいているのか。学力アップには、どのような対策が必要なのか。テスト結果から、教師と保護者が共通の認識を持つことで、学校教育に対する保護者の理解が進むはずだ。大半の教委は未だ、学校別成績の公表には及び腰だという。文科省は、公表のメリットを周知していく必要がある。~以上 読売新聞から

 朝日VS読売が慰安婦問題でバトルを繰り広げています。学力テストについても各社違いがあります。
 さまざまな考えがあるのは事実ですが、道教委がさまざまな施策を講じているにも関わらず、北海道の子どもたちの学力がなかなか向上しない。道議会、各市町村議会でも取り上げられるようになりました。つまり、道民、住民も関心が高まっているということです。できない原因は何か?問われています。
 記述式 空欄目立つ
 日高地方のある小学校の校長は、学力テストが一斉に実施された翌日の4月23日、校長室で6年生の1学級分、約30人の答案用紙に向かった。児童達の学力の課題を把握しようと、赤鉛筆を手に取り、採点を続けているうちにあることに気づいた。3分の1近い答案用紙の最後の問題が空欄だった。
「やっぱり厳しかったか」
 普段のテストでも途中で解答することをあきらめないように指導している。選択問題などの無解答は少なかったものの。応用力を問う国語Bで、空欄が目立ったのは記述式。校長は「何を書いてよいか分からない子どもの姿が目に浮かんだ」
 足を引っ張るオホーツク 退職まで残り1年半、オホーツクで生まれ、オホーツクで育ち、オホーツクで教員になりました。そのオホーツクの学力が全国最下位から脱することができずに、教員生活を終えるのかと思うと、非常に情けない思いでいます。

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