2019年8月12日月曜日

花だより オニユリ 夏休みの宿題といえば


 ~読書感想文~
 小学生の夏休みの宿題と言えば、今も昔も読書感想文が定番です。だいたい400字詰め原稿用紙2枚くらい、指定された本を読んで感想文を書く。全国規模のコンクールがあるので、読書感想文は全国共通です。でも、定番のわりには、苦手で嫌いな子どもが多い。親の中にも「読書感想文を書くのが、すっごくイヤだったわぁ」と苦手意識を持っている人が多い、なぜそんなに嫌われているのでしょうか?
◆それは、指導する先生のほうに問題があります。先生が完全に子ども任せのパターンです。今まで読書感想文の書き方を学校で教わったことがありますか?これだけ全国区のテーマなのに、きちんと教わったことがある人は意外と少ないのです。「本を読んで感想を書きなさい。」と先生に言われてたって、何をどう書いたらいいのかわかりません。普通の子だったら、その本のあらすじをなぞってしまうのは、当たり前です。だから、“感想文=あらすじ”を書けばいい、と思うのです。
◆もう一つは、反対に先生が大マジメな場合。これも意外とダメです。国語の授業で、「このお話のテーマは何でしょう?」「筆者が訴えたいことは何でしょう?」なんて、先生に聞かれるでしょう?だから子どもたちは感想文を書くために、必死に頭をひねりながら本を読むのです。でも、それでは読書は楽しくありません。
◆読書はまず第一に、本を楽しむこと。その根本にある喜びを忘れてしまっては本末転倒です。まずは本を楽しむことです。「ボクはここがワクワクドキドキした。」「なるほど!こんなことがわかった!」「悲しくて涙が出た!」どうしてそう感じたのか、自分の気持ちに聞いてみるだけで、もうそれだけで立派な、その子だけのオリジナルの感想文です。
 浜茄子(ハマナス) 
 原生花園の夏の主役、「実がナシに似ていることから、ハマナシが訛ってハマナスとなった。」と宿泊学習のときに岸本先生が子どもたちに説明していました。さすが理科専科です。「ナス」とも「ナシ」にも似ていますが、ナシを提唱したのは、牧野富太郎植物博士です。花言葉は「照り映える容色」「見映えの良さ」「あなたの魅力にひかれます」「旅の楽しみ」などがあります。


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