2020年4月13日月曜日

花だより 「学習」の「習」という字 シャガ


 新年度スタート
 毎年のことですが、年度末・年度初の業務、卒業式、入学式、送別会、歓迎会、引っ越し、慌ただしい日々でした。まだまだ忙しい日が続きます。
 AKB48の『さくらの栞』の一節です。 
 春のそよ風が  どこからか吹き  通い慣れた道  彩りを着替える
 喜びも悲しみも  過ぎ去った季節  新しい道  歩き始める

  職員室のメンバーが替わって、打ち合わせが細かくなり、時間がかかるようになりました。新しく生まれ変わるためには必要なことです。
 新採用教員の皆さんへ 
/////「学習」の「習」という字/////
 この字は「羽」と「白」から成り立っています。これは色の付いていない「白い雛・初々しい雛」が羽をひたすら動かして飛ぶ練習を反復している様子を表しています。
 つまり、命を懸ける思いで繰り返し行うことが“習う”ということです。天性の能力は、生まれたときからそれ程大きな違いはないといわれ、学んだことを繰り返し反復するか否か、自ら目指すものをもって努力したか否か、が大きな差を生むといわれています。つまり、人生は学びの連続ということです。特に教師は“学ばない者に教える資格なし”という厳しい言葉もあります。
 “嬉しいことや悲しいこと 色んなことが 折り重なって 人生は深まっていく”といわれますが、新採用の先生方が、元気はつらつとして、教師として大きく成長するか否かは、職場環境にかかっていると思います。先輩の先生方、よろしくご指導とご支援をお願い申し上げます。
 “子どもは教えられた以上には育たない”という言葉があります。
 余程の偉人でない限り教師といえども初めから寸分抜かりのない人物はいません。振り出しの学校での先輩教師との出会いやそれぞれの学校の研修体制や実践者の有無による職場環境が大きいのではないかと思います。
 当然、教職に就くまでの環境や個人の資質によるものは大ですが、研究熱心な先輩との出会い、公開研究会を継続開催している学校に着任した新任教員と、校内研修の体制が不備の学校で振り出す新任教員との差は大きいものがあります。“教師は専門職としての指導力を高く評価されて当たり前のこと”です。教育職の給与が一般職より高いことからも明らかです。
 うれしい便り~
 転出された先生の学校の校長から、「いい先生に来てもらいました。初日から職場に溶け込んで、学級開きの準備をしてもらっています。」と言われました。嬉しい限りです。私もそう言いたいと思います。人事異動は新しい風を運んできてくれます。春は出会いの季節です。この出会いを大切にしたいと思います。

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