2020年4月17日金曜日
花だより 重点課題は特別支援教育の充実 木蓮
今年の重点課題
***「特別支援教育の充実」(信頼される学校づくり)***
普通学級の児童数が減少する中で、特別支援学級の入級者が増加傾向にあります。これは本校に限ったことではありません。学校は今、特別支援教育を中核に据えた学校経営を推進しなければなりません。
4月5日、特別支援学級の保護者説明会がありました。
Kくんがそろばん暗算3段合格の話をしました。Kくんのお母さんが、「3段に合格したのも北小で学んできたお陰です。特別支援学校に入っていたら寝たきりの生活だったと思います。親として、できるだけのことをしてあげたい。」と言ってくれました。さらに、マラソン記録会の時、「『こうへいはいいよな。走らなくていいから』と言う子がいたので、『走りたくても走れない子もいるんだよ。走れるあんたは、一生懸命走りなさい。』と私は言うんだよね。うちの子が一緒にいることで他の子もよくなってほしい。これが私の願いです。」と話されました。
また、卒業式で「卒業生の合唱」に感動した来賓の方がいました。Yくんの歌のことです。調子外れの大きな声で歌っていましたが、それを素直に認める学級・学校であること。まさに6年間の特別支援教育の成果が出た卒業式であったと言われて、大変うれしく思いました。
特別支援学級と普通学級との交流で生まれる思いやりの心が育てば「いじめ」など起きないはずです。「Kくんがあんなに頑張っているんなら、おれも頑張る。」障がいのある子、普通学級の子も互いに高めあえる。そんな学校を目指したい。
特別支援の充実は、それぞれの学級にいるいわゆるグレーゾーンの子どもたちの保護者の理解も深まるのではないかと思います。今年、市の特別支援教育研究会の事務局を本校で担当します。私も会長という立場になりますので、私自身も勉強をして参ります。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
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