『理で説き 法で押さえ 情で動かす』
【二人の人間 (論語)】 人間には「徳の人」と「才の人」とがある
「徳の人」は大将の器なるべし、「才の人」は補佐役たるべし
NHK大河ドラマ「西郷どん」が放映されていて毎週楽しみに観ていました。西郷隆盛を「徳の人」、大久保利通は「才の人」とよく例えられます。
リーダーとしての地位が高ければ高いほど、技量的能力よりも徳の方を要求されます。
これを学校に例えると、校長と教頭、主幹教諭、教務主任などが当てはまります。教頭までは「才の人」ですが、校長には「徳の人」が求められます。但し、はじめから「徳のある人」はそうはいません。「徳を積む」という言葉があるように、校長になるまでの経験が徳となるということであり、校長になってからも不断の修養が肝心だということです。
◇小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクト・マネージャーに学ぶ
奇跡の生還をもたらした秘訣について3点挙げました。
①3億キロの彼方のイトカワから星のかけらを持ってくるという目的・ゴールの明確さ
②困難に遭遇しても決してブレない姿勢
③よい意見であれば積極的に採り入れる度量
◇土光敏夫氏(国鉄民営化・組合交渉)や後藤新平氏(関東大震災後の帝都復興)に学ぶ
どんな国をつくるかという明確な目標を示せるか、消費税増税など腰砕けをすることなく筋を通せるか、反対派の意見にも耳を傾け、採り入れる度量の大きさが問われる。
◇英国元首相サッチャー氏に学ぶ
“私は確信の政治家です。旧約聖書の預言者たちはこう言いました。「これが私の信仰であり、ビジョンでもある。あなた方もそれを信じるのであれば私についてきなさい。」私も同じことを申し上げます”さすが『鉄の女』と呼ばれた人の言葉です。
難しいことだと思いますが、トップには、これくらいの気迫が必要なのです。また、このような先たちの言葉は、そっくりそのまま『校長のあるべき姿(指導性)』に当てはまります。
① どんな学校をつくるかという明確なビジョンを示すこと
② それを貫徹するブレない姿勢
③ 反対勢力の言うことにも耳を傾ける度量の大きさ
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