全国学力学習状況調査
コロナショックで今年は、中止になりました。来年実施された場合、休校がどう響くか、どんな分析がなされるのか注目です。
道教委は、「テストの点数や順位自体は、目的ではない。大切なのは、義務教育で習得すべき学力が身に付いているかどうかだ。」と協調していますが、全国最低レベルからの脱却を目ざし、“なりふりかまわず”の取組が求められています。
過去の弱点 改善状況測る 全国学力学習状況調査
問題を作成した国立教育政策研究所によると、過去の学力テストを分析し児童生徒の弱点を把握し、その改善状況を見る問題が出題されています。
小学校算数では、わり算とたし算が混じった計算の順番が弱点と指摘されました。例えば、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」を題材に、4つのチームの勝ち点や順位を計算させる問題で理解度を測るものでした。
小学校国語では、東日本大震災の苦難を乗り越えて選抜高校野球大会に出場した石巻工業高校主将の「日本中に届けます。感動、勇気、そして笑顔」という選手宣誓を取り上げ、表現の工夫がどんな効果を生んでいるかを問うた。過去に苦手にした「考えが伝わるよう、スピーチの表現を工夫する力」が改善されたかを見る狙いです。
北海道教育大学旭川校の高橋准教授(教育学)は、国語の問題について「昨年、一昨年と比べて難しい内容。問題が長く、複雑になっている。単なる知識ではなく、文章を理解して要約し、表現する力が問われている。北海道の子どもは、長文を読んで理解するのが苦手な傾向にあるので、難しく感じたのではないか」と指摘しています。
休校により、宿題のプリントが多く出されています。計算ドリルや漢字の書き取りドリルが中心です。これでは、今望まれている学力は身につきません。
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