2021年6月21日月曜日

花だより 「凡事徹底」は難しい テッポウユリ

 

 論語の中に「凡事徹底は難しい」とあります。「職場では、上司に誠意を尽くし、家庭では孝行を尽くし、父母の喪には哀悼を尽くし、酒を飲んでも節度をもって乱れることはない。この4つを事ができているかと反省するが、私(孔子)には、一つもできていない。」とあります。だからこそ生まれた言葉なのかもしれません。また、「女子と小人は養い難し」~世の中で女性と小人(心のできていない人)ほど扱いにくいものはいない。可愛がればその気になり増長し、疎遠にすると怨む。誠に始末に困るものだ。~ 今の時代にこんなことを言うと大バッシングになります。賢者なら、そっと心にしまっておくべきでしょう。 すぐ後に「心のできた人は、過ちがあればすぐに改めるが、心のできていない人は、改めるどころか、言い訳をしてそれをごまかし、自分も人も欺く。」とあります。
「学問は自分を磨くため」
 学問は自分自身の教養を深めるためで、人に知られるためにやるわけではない。学問が進み人格が備わったことを、人が知ろうが知るまいが、そんなことはどうでもいいことだ。それより、他人の真価を見抜けないことを憂えるべきである。
「学問は人格形成が第一」
 人は、人徳を備えて人物になるように努力することが第一で、さらに余力があるならば、本を読んで教養をつけるとよい。大学の最高峰の学部は、医学部だと思いがちですが、学問とは「哲学」だということです。





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