バラエティ番組「プレバト!!」では、俳句の超辛口解説の夏井先生が注目されていますが、「生け花」の假屋崎先生も厳しく批評します。しかし、作者の意図を理解(尊重)し、まるっきり変えるのではなく、花の向きを変えたり、また、一本だけ加えたり、抜いたりするだけで劇的に作品の完成度を上げます。さすが一流です。
学校教育に通じるモノがあると毎回見て感心します。小学生の書写や絵画作品の審査をやることがあります。“先生の指導が入っているのか?”と疑いたくなる作品が結構あります。
出演者が夏井先生にこう問いました。「先生に添削していただいた作品を自分の作品として発表してもよいのですか?」すると先生は「あなたが添削した作品を納得(自分が表現したかった作品になったと思ったら)したのなら、結構ですよ。」と答えました。
読売新聞の児童生徒作文コンクールでは、入賞者の発表覧に指導者の名前も載っています。書写、作文、絵画など、教科指導の作品は、教師の適切な指導が入って当然です。子どもの作品から教師の指導力が見えます。子どもの個性を尊重すると言いながら、指導をためらうことがあってはなりません。
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