「おはよう!頑張ってる?」
「よく頑張ったね。」
「次から頑張りなさい。」
「頑張ってください!」
「負けずに頑張るんだよ。」
「頑張れ」は当り障りのない便利な言葉である半面、抽象的で曖昧な言葉でもあります。
🤷♂️何を頑張ればいいのか、子どもは分からない!
いじめを受けている子に「負けずに頑張れ」と教師が迫れば、その子をますます追い込むことになりかねません。言葉をかけるなら「頑張れ」ではなく「助けを求めてもいいんだよ。先生は君の味方だよ。」ではないでしょうか。
「練習の成果が発揮できるように祈っているよ。」とか、「つらかったね。」「大変な思いをしてきたんだね。」などの共感的な言葉かけが良いではないでしょうか。ここは教師の人間性や教育に対する理念が表れるところです。
≪指導言葉を磨く≫
👌スポーツのコーチが選手を指導するときは技術面をチェックして、改善・矯正に向けた助言をするものです。「頑張れ」とハッパをかけるだけでは、コーチは務まりません。教師の仕事も同じように考えてもいいのではないでしょうか。子どもと接する全ての場面で「頑張れ」を使わないように心掛けると必然的に適切な言葉を探すようになります。優れた教師は、いろいろな会話の言葉や指導の言葉を持っているものです。「頑張れ」を禁句にするとは、「頑張れ」と言わずに子どもの良さを引き出す。そう心掛けることで教師の指導力も高まっていくのでしょう。
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