2022(令和4)年度 国の予算を見れば、何に力を入れるか分かる
【教育予算】22年度から、小学5,6年で今日毎に専門の教員が教える教科担任制を本格導入することに伴い、教員定数を950人増やす。少子化による自然減などもあり、義務教育費の国庫負担は前年度当初比149億円減の1兆5015億年を計上した。教科担任制は英語、理科、算数、体育で導入し、25年度までの4年間で計3800人増員する計画だ。小学1,2年で実行している35人学級については、22年から小学3年でも実現する予算を盛り込んだ。
小中学生にタブレットやパソコンなどの端末を一人一台配布する「GIGAスクール構想」では、教員の指導力向上などの関連予算として4億円を計上した。22年度は、学校現場でのネットワークトラブル対応やヘルプデスクの運営などを担う「GIGAスクール運営支援センター」を各都道府県などに整備するため、10億円を確保した。
大学については、文系学部でも自然科学の教養を身に付けられる教育体制を整備する。大学の学部編成などを進めるための支援策として15億円を投じる。
家庭の経済状況にかかわらず就学できるようにする高校生などへの支援策に4300億円を計上した。
大学に入学したとき、学生係から呼び出され、「牧野くんは母子家庭だよね。授業料免除の申請を出しなさい。」と言われたので、母に書類を送ると、「そんなみっともないことするんじゃない。あんたの授業料くらい、母さんが働いて何とかするから…」と怒った。それでも何とか母を説得して授業料が免除されたが、そのことは誰にも言わなかった。それは、奨学金と授業料免除は成績優秀が条件だったからで、そんなことがバレたら、「牧野は、そんなに優秀じゃないだろ!」と言われるに違いないと思ったからだ。学生係の人が鉛筆を舐めてくれたに違いない。
コロナ禍もあって、子ども手当ての他に18歳以下1人に10万円、それもほとんどの市町村で現金で支給される。ある母親に10万円の使い道を聞くと「将来のための貯金です。」と答えた。政府の思惑通りにはならない。うちの町長は、高校生以下の医療費無償化や給食費や保育料の無償化も進めたいと言っている。生きていたら90歳になる母が、これを聞いたら何というだろうか?
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