「表現力」とはどんな力?
○自分の気持ちや考えを表す。○自分のイメージを具体的な形にする。○相手を説得する。これらすべてに必要な「表現力」です。子供の日常生活はもちろん、学校や試験でも必要な力です。これまでの経験をイメージ化し、それを基に自分の考えをまとめてきちんと話し、書ける力です。
【表現力が育ちにくい理由】
多くの大人は、絵は写実的に描かなければならない。という固定観念にいまだ縛られています。そのために親や教師は、子どもの自由な表現に接しても対応の仕方がわからず、戸惑っているのではないでしょうか?小学生の間に多くの経験をして、それを常に学校や家庭で楽しく言語化するよう促していれば、言葉の表現力は自ずと身に付くはずです。しかし、子どもの話をきちんと聞かなかったり、威圧的になったりすると、子どもは萎縮して自由な表現ができなくなります。
~子供の話を最後まで聞くことが大切~
作文を書く際に大切なのは「表現したい」「伝えたい」という子どもの気持ちを喚起させることです。そのために重要なポイントは、日常生活で、親が子どもの話をきちんと最後まで、真剣に根気よく聞くことです。
《言いたいことを時系列で書く》
低学年は語彙が少ないため、主語と述語のみを使った表現が多いものです。「誰が」「何を」「いつ」「どこで」「なぜ」「どうやったのか」という5W1Hを使った表現はまだ難しいものです。この時期に大切なポイントは、「だいたいがおさえられている」、また「時間の順序がまちがっていないか」という2つです。
きちんと主語と述語を入れ、「走る」「見る」「食べる」「聞く」など、動詞を正しく使えるようにする。まずは、基本的なスキルをきちんと指導することです。
0 件のコメント:
コメントを投稿