コロナが引き金になり、教育界も2022年は改革の年になりそうです。
「いやいややらされている人は、不平や不満を口にするが、自ら改革の必要性を感じている人は、積極的に取り組む。」これはトヨタの社長の言葉です。
無駄をなくし、効率を上げることが改革のように言われますが、「行き過ぎたリストラで職場の和がなくなり、企業が活力を失っている面がある」と企業経営者が反省しています。「いやいややらされている人は、不平や不満を口にするが、自ら改革の必要性を感じている人は、積極的に取り組む。」これはトヨタの社長の言葉です。
学校でも、完全学校週5日制の影響として、5日間に仕事が圧縮され、1日の勤務時間が増加し帰宅時間が遅くなった。またそれだけでは間に合わず、土日の出勤が増えた。会議を開く時間が無く、会話をする時間も少なくなり共通理解が図りにくくなった。などなど・・
そこで始まったのが教員の働き方改革です。しかし、批判的な反応が多いのも確かです。その対応として、休み時間が短縮されたり、学校行事が削られたりしました。また、職員朝会をなくした学校もあります。5時以降は留守番電話に切り替わりました。諸会議も減らされることが多く、結果的に精選され、合理化が図られたように見えます。しかし、言い訳的な取りつくろったような取り組を設定し、教科だけを重点的に指導したり、各領域での活動をバラバラに行っても、子どもたちの意欲と自信は形成されません。また、成果が上がらなかった原因を子どもの能力、家庭の背景、地域の実情や制度に押しつけようとするならば、学校としての無能さを露呈することになります。また、ある教育長さんは、「働き方改革に逆行すると言って、地域の行事に参加しない先生がさらに増えた。」と嘆いていました。
改革は、一方的にやらされるのではなく、自らその必要性を感じることが一番大切だと思います。
改革は、一方的にやらされるのではなく、自らその必要性を感じることが一番大切だと思います。
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