2022年1月22日土曜日

花だより 「おはよう」あいさつで人を大切に オンシジウム

 

 朝は「おはよう」 
 👌日本人にとって朝の習慣であると思い込んでいますが、実はそうでもなく、東北や九州、沖縄では、お決まりのあいさつを交わさない地域が存在します。
 😁東日本大震災のとき、被災地支援で気仙沼を訪れた関東の介護師が、避難所で「おはよう」と声をかけても地元の人は「おはよう」と返してくれない。「今日は早いね~。今来たの」といきなり本題に入ってきて驚いたというのです。
 😉おそらく古い時代には、挨拶らしい挨拶がなかったのです。それが定型的な挨拶表現ができあがって、広めたのは、京都や大阪、そして、江戸・東京という文化の中心地であったにちがいないのですが、そうした挨拶習慣が日本の隅々まで行き渡っていないのです。
 😊挨拶はきわめて社交的な言語活動です。相手と良好な関係を築いたり、維持したりするために挨拶はあります。したがって、さまざまな立場の人々が共存し、見ず知らずの人たちが入り込む不安定な社会にこそ挨拶は必要となるのです。
 😃しかし、内輪のよく知った者同士が暮らす社会では、そもそも挨拶を交わす必要性は低いのです。挨拶は社会の複雑さを反映する指標であると言えます。定型的な「おはよう」という挨拶表現より、「どこへ行くか」、「早いな」、「出かけるのか」と言うのが礼儀という地域があると言うことを知るべきで、この方が相手を思いやる気持ちが伝わるのです。
「おはよう」のあいさつは、形ではなく、心がこもっていなければならないのです。
  ~「なぜ、あいさつは必要か?」の授業から~ 
 

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