2022年1月5日水曜日

花だより 人間は差に敏感な生き物 スノードロップ

👀「子どもを褒める」は、お母さんたちも注意を心がけていることだと思います。しかし見逃されがちなのが、子どもをけなすのでなく、「褒めない」ということの影響です。たとえば、妹の前で姉を褒めると、妹には直接にはネガティブなことも何も言っていないので、親はこれをOKと思ってしまいがちです。しかし実際には、妹は自分がけなされたと受け止めるのです。親が意図しない言外のメッセージを受け取ってしまう、これが盲点です。

🤔「お姉ちゃん、成績がすごく上がったわね。よく頑張ったわ!」と褒めたつもりでも、それを聞いた妹にしてみたら、「私には、言われない。」というメッセージを受け取ります。「お姉ちゃんに比べてあなたは……」と言われたのと同じ心理状態になるのです。
🤷‍♂️最近「褒めて伸ばす」という教育法が注目されている一方で、子どもは、傷ついているのです。人間は、差に敏感な生き物なのです。きょうだいならばなおさら、何事も平等にしてあげなければいけません。片方だけを褒めるときは、一人だけのときにしたり、「ちょっとこっちにおいで」と手招きして耳打ちするなどの配慮をすべきです。
👍親は何を意識して子どもに話しかけるべきか?
子どもは大人のメッセージを敏感に察知するのです。では、大人は何を意識して子どもに話しかけるべきなのか。
・子どもは、「親が思っている自分像」をそのまま「自分像」として受け止める
・いくら頭にきても子どもの存在を否定するようなことを言わない
・兄弟や友達と比べるのは、仲を悪くする元凶。親は自分のことが嫌いなんだと思ってしまうため、自分に自信を失ってしまう
・「完璧なママ」を目指していないか考えてみる
・褒めているつもりで、「褒められない子」を作らない
・褒めるときは、その子一人だけ、ほかにいる前では褒めない
「子どもは敏感なのだ」とかつての自分の子ども時代を思い出しながら、「自分が言われたらいやな事は言わない」「自分が言われたらうれしいことで、声をかけてあげる」を原則にする程度でも、十分な心がけかもしれません。
 😊お互いに気持ちよく信頼関係を結べるような会話をしたいものです。

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