「幼小連携の課題」 大室道夫先生の講演から
5月13日 全道国公立幼稚園・こども園長会総会がリモートで開催されました。講演は、藤女子大学人間生活学部子ども教育学科 特任教授の大室道夫先生でした。大室先生は、全道生活科・総合的な学習の時間研究会で大変お世話になった先生です。久しぶりに画面越しでしたがお顔を拝見しました。コロナでなければ会場でお会いできたかと思うと残念に思いました。
平成元年に小学校の学習指導要領が改訂されて生活科が誕生したとき、幼稚園教育要領も改訂され、小学校との連携が初めて示されました。しかし、それから30年以上経ちましたが、幼小連携は一向に進んでいません。小学校へのスムーズな移行が幼児教育の課題になっています。
このことについて、大室先生は、小学校の教員は、幼児教育を分かっていない。幼児教育の「3つの柱」、「10の姿」を理解している教員は残念ながらほとんどいない。スタートカリキュラムは、ほとんどの学校で整備されたが、小1が0からのスタートではない。幼児教育で、かなりのことを学んでいるのに、中には「変な癖がつくから、余計なことは教えないでくれ!」と未だに言っている教員もいる。と現状を嘆いていました。
このことについて、大室先生は、小学校の教員は、幼児教育を分かっていない。幼児教育の「3つの柱」、「10の姿」を理解している教員は残念ながらほとんどいない。スタートカリキュラムは、ほとんどの学校で整備されたが、小1が0からのスタートではない。幼児教育で、かなりのことを学んでいるのに、中には「変な癖がつくから、余計なことは教えないでくれ!」と未だに言っている教員もいる。と現状を嘆いていました。
生活科は、幼小をつなぐ教科として誕生しました。大室先生は、現役を退職後、大学で幼児教育と小学校教育の連携・接続について研究されています。今回の講演を受けて、私も同じ仲間の一人として、現場の園長として、また、元小学校の校長として、幼小連携に努力しなければならないと思いました。
校庭は「たんぽぽ畑」5月14日
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