認定こども園は、幼児教育・保育を一体的に行うことで、幼稚園教育要領に基づく幼稚園的機能と、保育所保育指針に基づく保育所的機能の良さの両方をあわせもっている施設です。 また、小学校との連携を図り、円滑に小学校へ進み教育が受けられるようにすることも求められています。
そうであれば、こども園は、0~5歳までの一貫した独自のカリキュラムで教育・保育をしなければならないと思うのですが、実際はそうではありません。幼稚園要領と保育指針のしばりが未だにあります。これは、文科省と厚生労働省、内閣府の縦割り行政(縄張り争い)にあります。「こども家庭庁」の新設でこのことが解消されるかと思っていましたが、縦割り行政は、これまでと何ら変わりありません。
そんな中、保護者や地域から意見を聞く学校運営協議会の委員から、「以上児さん」の呼び方は、「異常児」を連想するという意見がありました。なるほど保護者の言う通り、文字にすると分かりますが、話言葉だと一般的には「異常児」と勘違いしてしまいます。
指摘を受けたので「以上児」とは呼ばないことにしました。
そもそも職員の資格に、<幼保連携型>は、幼稚園教諭の免許状と保育士資格を併有している「保育教諭」を配置。
<その他の認定こども園>は、満3歳以上…幼稚園教諭の免許状と保育士資格を併有していること望ましい。満3歳未満…保育士資格が必要。という規定があることから、これまで3歳~5歳の園児を「以上児」、0~2歳児を「未満児」を当たり前のように使ってきました。
そもそも職員の資格に、<幼保連携型>は、幼稚園教諭の免許状と保育士資格を併有している「保育教諭」を配置。
<その他の認定こども園>は、満3歳以上…幼稚園教諭の免許状と保育士資格を併有していること望ましい。満3歳未満…保育士資格が必要。という規定があることから、これまで3歳~5歳の園児を「以上児」、0~2歳児を「未満児」を当たり前のように使ってきました。
この資格も縦割りの弊害によるもので、全員が保育教諭で0~5歳児までを教育・保育をすれば、「以上」、「未満」で区別する必要はなくなります。
オホーツク管内にも小中一貫の義務教育学校が3校あります。これからどんどん増えていくでしょう。
義務教育学校は、一人の校長と一つの教職員組織が9年間の学校教育目標を決め、一貫した教育を行う新たなスタイルの学校です。義務教育学校では、小中連携教育が重視され、小・中学校が目指す子ども像を共有し、9年間を通じた教育課程を編成し、系統的な教育を目指す新しいカタチの教育が始まっています。教員は、小中学校両方の免許資格が求められます。この他、公立の中高一貫学校も誕生するなど、従来の6・3・3制度が見直されています。
これに合わせて、これまで小学校就学年齢の引き下げが議論され、幼稚園教育の充実と幼小連携の重要性が叫ばれていました。こども園の新設もこうした流れの中で生まれたものです。
「わくわく園」は、0~5歳まで一貫した教育・保育をする。という覚悟を持って「以上児(いじょうじ)」は使わないことにしました。
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