「間違った道は、行けば行くほど目的地から遠ざかる」と言われます。教育の今後の方向性を誤らないために、これまで以上に議論を重ね家庭・地域・学校が一層信頼関係を気付いて行かなければなりません。
気仙沼で「森は海の恋人」と名付けて牡蠣漁師による植林運動できれいな川の水で豊かな海づくりを提唱している畠山重篤氏は、植林活動に子どもたちも参加させ、「森に木を植えることは、人の心に木を植えることと同じ」と言い体験学習という教育がいかに大切かということを確信したと述べています。
「教師の命は授業である」「教師の命は研修である」「授業は教師の芸術である」「教師の前に人間であれ」「教師は人なり」言い古された言葉ですが、教師には古くて新しい課題として肝に銘じて研鑚することが肝要だと常々思います。
アメリカの聖職者(牧師)であるウィリアム・アーサーの「凡庸な教師はただしゃべるだけ よい教師は説明する 優れた教師は範を示す 偉大な教師は子どもの心に火をつける」と訳された言葉を思い出します。また、水上 勉氏は、「人は木の花や葉、枝ぶりの美しさに心を奪われる。これはこれでいいが、木には見えない根があることを忘れてはいけない」と言っています。
自ら教職の道を選んだ皆さんは、教師としての人間性、社会性はもとより指導力、研修欲など、教師としての心の玉をたゆまず磨き続けてほしい。(木目澤訓より)
白のライラック
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