ところが大学の先生も様々で、それぞれ考え方が違います。大学こそ「学問の自由」が尊重されています。ですから、その先生の考えがベストだとは限りません。文科省主催の研究会では、文科省寄りの学者を講師に選びます。新聞の社説と同じで、同じ案件を扱っても「朝日」と「読売」では見解が違うのと同じです。いろいろな話を聴き比べて自分なりに判断することが大事です。
また事例研究(実践事例)も、成功事例をそのまま自校で実践してもその通りにはなりません。例えば、建築学会で〇〇工法を開発したと発表したとします。その工法を使えば、どこの現場でも同じく建物を建てることができるでしょう。ところが、教育学では、それが難しいのです。なぜなら人が違うからです。子どもの実態、教師の指導力が違うと、当然のように展開が変わってきます。そのままコピペして使えるならこんな楽なことはありません。われわれ現場の教員は、実践が大事なのです。「教育は人なり」、「学問に王道なし」これこそ「不易と流行」の不易の部分です。
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