2023年9月30日土曜日

花だより 「いじめ」はなぜ減らない? ヤブラン 秋刀魚

 

 管内いじめ不登校等連絡協議会 
 管内の人権擁護団体、各地区PTA代表、警察、児相、教育委員会、学校関係などの代表が集まって「いじめ」について意見交換(情報交流)を行いました。
 《こんな意見が出ました》
・いじめ調査をすると、いじめを見たり、聞いたりしているはずの友だちや仲間からの申告
 がほとんどない。見て見ないふり、関わりたくない。という交友関係にこそ問題である。 
 望ましい交友関係を築く努力をしなければならない。

・『いじめ撲滅キャンペーン』をやればやるほど、子どもたちはいじめが悪いものだという
 意識が深まる。しかし、そのことで、いじめを隠したり、見て見ぬふりをしたりするよう
 になる。そのことがいじめ問題をさらに深刻にしている。

・SNSによるいじめが深刻化している。便利なツールも使い方で凶器になる。子どもを指導
 しなければならない大人が、スマホ依存症であったり、マナーを守らなかったりする。顔
 を見ないで、声も聞けないでどう相手を信用するのか?コミュニケーションの基本はフェ
 イスtoフェイスであることを忘れてはならない。

・警察から、この場で具体的な(個別な)事例は紹介できませんが、当管内においてもネッ
 トトラブルは多発していて深刻です。 

 いじめは絶対に許さない!いくら「いじめ対策」に取り組んできても、いじめはなくならない。確かに表面的ないじめは減ったかもしれないが、今度は、コロナウイルスのようにSNSでの誹謗中傷に変化していく。アンケートで「いじめは悪いことだと思いますか?」の問いに、必ず「そう思わない」と答える子がいる。「いじめられる子にも原因はある。」と思っているのだ。多様性を認めるということは、その副産物が生まれることを覚悟しておかなければならない。



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