2023年9月18日月曜日

花だより 敬老の日 50年前の若者 オミナエシ アキノタムラソウ

 

 
  敬老の日
 65歳以上が最高の29.1%に、75歳以上が2000万人を超えた。「65歳以上を高齢者」と年齢でひとくくりに捉えるのは現実的ではないだろう。
 通信に「敬老の日」の記事に「和服を着たおばあちゃんのイラスト」を選んだ。ちょっと待てよ、こども園のおじいちゃん、おばあちゃんは、自分よりずっと若いことに気づき、他のイラストを探したが、どれも似たり寄ったりだった。保護者に「敬老会の日は、何かしますか。」と聞くと、「まだ年寄りではないので祝う必要ないですよ。」と言われた。
 夏になると駅前のホテルの駐車場には、大型バイクが何台も並ぶ。皆、年寄りライダーばかりだ。時間とお金があるからできることだ。
 敬老会の出し物は民謡、土産に紅白まんじゅうを配る自治体もあるようだが、そんな古い考えはもう止めた方がいい。
 50年前、若者だったころ流行ったのは、ダッコちゃんやフラフープがブームになり、VANを着こなしたアイビールック、女子はみんなミニスカートだった。そして、ボーリングをした。髪を伸ばしジーンズを履いたヒッピー族にリーゼントのロカビリー旋風も起きた。東京オリンピック、大阪万博、もはや戦後ではない言われた高度成長期の昭和のよき時代を生きていた世代が「敬老の日」を祝ってもらうようになった。
 60の定年退職を迎えたら、老後は好きなことをしたいと思っていた人は多いはずだが、楽しみにしていた年金は出ず、働かざるを得なくなった。仕事をしている人のおよそ7人に1人は高齢者となった。働けることを幸せだと思って頑張ることだ。高齢者の意欲を生かせる社会になること望みたい。

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