「校長が変われば、学校が変わる」という事実は拭い去ることはできません。校長の職務は法令で定められていますが、学校経営自体は、多種多様で校長の数だけ形と内容は異なり、百人百様の学校経営が存在します。時代や価値観の変化に対応した学校経営が望まれますが、学校の使命や役割は基本的には不易です。これまで学校を活性化させたカリスマと呼ばれた校長先生を何人も見てきました。
(1)ヘッドシップを発揮する牽引型校長
自分の考えに大方を引き込んで教育経営の実を上げる校長です。若い時から学級経営や教科研究、研究会の講師や助言者を務め、多くの教員から尊敬されている人間的にも優れた校長です。
(2)神輿型といわれる校長
狭義のリーダーシップを発揮する校長です。神輿を力を合わせて造り、みんなで担ぐ。そのためにみんなの意見をよく聞き、経営の成果を上げている校長です。目立つことは少なくても、多くの教員から親しまれ、信望の厚い校長です。
(3)教員と仲が良くない校長
「あの校長は何を考えているのか分からん」、「言うことがその都度違う」、「教員をしっかり指導してほしい」など、様々な評価をされている校長がいるのも事実です。ただし、校長は教員と仲が良ければいい。というものではありません。
カリスマ校長とは、一言でいえば、「威厳、権威(オーソリティ)」でしょう。リーダーシップを発揮する校長は、人間的な魅力を備え、教育実践において常に人一倍研鑽を積み、謙虚であり、人から尊敬されるという共通点があります。これは教師と児童生徒、教師と保護者との関係においても同じです。
不祥事を起こした学校に赴任したある校長先生に「大変な学校に赴任しましたね。」と労うと「いや、今がドン底でこれ以上下がることはない。これから上がるだけ、先生方もそんな覚悟でいます。見ていてください。」と言ったカリスマ校長がいました。

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