~平成12年の作品~
【平成20年度 斜里町立朝日小学校 校長室便り(校内研修資料)より】
~自分の授業や学級経営を振り返る~
《よい授業》 “12のチェックポイント”
□1 授業のねらいが的確にとらえられているか
□2 教材が精選されているか
□3 指導の立場が明確で、学ばせたり、考えたりする時間と、説明したり、教えたりする時間との
区別がついているか
□4 指導案とのずれに対処しているか
□5 学習の流れに変化を持っているか
□6 子どもの経験に即し、子どもの意見がより合わされているか
□7 個別指導について配慮がなされているか
□8 学習内容の定着が図られているか
□9 学習が連続・発展するように指導されているか
□10 評価の手立てが用意されているか
□11 学習中、望ましい雰囲気が高められているか
□12 学習環境が整備されているか
《よい授業を支える要件》
1 教材研究を十分にして、教材に精通している。
2 子どもの発達段階や学習心理の上に立って、授業をすすめること
3 学習に対する子どものしつけや態度がつくられていること
《教材に精通しているとは》
1 教材の教育的価値をしっかりつかむこと
2 教材の重点をおさえること
3 子どもの発達と教材との関連を確かめること
4 その教材に即した指導方法を考えること
《教材研究とか何か?》 簡潔に書いているので、後は自分で考える。
1 全体的研究
1~6年まで全ての教科の教材を研究して、はじめて教材研究をしたといえる。系統的・関連的研
究が必要である。
2 系統的・関連的研究
縦の系列をながめ、横の関連を見通して、はじめて教材の位置が明らかになる。
3 実地研究
教材研究を参考書に求めるな!
4 継続的研究
計画表を作成して実施するようにしたい。
5 実習的研究
参考書の理論的研究だけでは、実際の指導には役立たない。
6 古典的研究
原典に当たって、一応の研究をしておきたい。
《学習のしつけ》 (授業は、教師の一人芝居であってはならない)
当たり前のことが当たり前にできること 指導が一貫していること
1 遊び時間と、授業時間のけじめをつけること
2 指示されたこと、決まっている学習用具を忘れないこと
3 必要な学習用具が必要なだけ、正しい置き方で机の上に用意されていること
4 教師の話や友だちの発言を終わりまでよく聞くこと
5 指名による発言と自由発言とを区別すること
6 発言は大きな声で、みんなに聞こえるように話すこと
7 友だちのまちがった発言や失敗をあざ笑うようなことをしない。温かい気持ちでつつむこと
8 友だちを押しのけるような競争心や自分勝手な行動を押さえること
9 仕事はすべて終わりまでやり通すこと
10 何事も順番を守って行動すること
11 いつも学習姿勢をくずさないようにすること
*どんなに優秀な先生でも、他の学級で授業するのは難しい。確かな児童理解と学習訓練ができていなければ、授業は成立しない。授業の成功・失敗は、4月からの学級経営にかかっている。
学習プリントをつくることが教材研究ではない。何時間もかけて教材準備をしても学習効果あがらなければ何にもならない。
*誰かのやった指導案を使って授業をしても何の意味もない。年に何回かは教材研究をじっくりやって指導案を書くこと(そのために公開研、実践発表会、授業研がある。)
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