~平成12年の作品~
【平成20年度 斜里町立朝日小学校 校長室便り「進化」より】
~お寺さんのお説教(2)から~
観音様はなぜ偉いか? 観音様は、音を聴くだけでなく、観ることができる?
観音(自在)菩薩は、簡単にいうならば、広く世音を心で観、心で聞いて、苦しんでいる人、悩んでいる人を救うという誓いを立てた菩薩のことをいいます。
「妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五」(観音経)にも「仏告無尽意菩薩。善男子。若有無量。百千萬億。衆生。受諸苦悩。聞是観世音菩薩。即時観其音声。皆得解脱…」、つまり、仏、無尽意菩薩(お釈迦さん)に告げていわく、善男子(善、良な男)よ、もし、多くの衆生が諸々の苦悩を受けたとき、一心に観音さんの名を称えるなら、観音さんは直ちにその音を聞いて、その苦しみより救うであろう…」ということです。
さらに簡単に言うならば、光は誰でも見られるが、観音様は、音を目(心の目)で観ることができるのです。半眼と同じくものの真実を見通すことができるということです。
評価の時期になるといつも思っていました。子ども一人一人きちんと観ていただろうか?と・・・
人が人を評価することは難しい。しかし、教育活動である以上その結果をきちんと評価し、知らせることは教師の務めです。観音様には成れないにしても、そうした目や心で子供たちを見つめていかなければならないと思うのです。
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