~平成12年の作品~
【平成24年度 北見市立北小学校 学校だより】
宿泊学習 5年生 7月3・4日 常呂少年自然の家(ネイパルところ)
《目 標》~◎寝食を共にすることによって、人間関係を深める。
◎集団生活を通して学校生活や社会生活への適応力を高める。
~30時間寝食を共にしました~
カヌー体験、勾玉つくり、原始火おこし体験、野外炊飯、キャンプファイヤー、いせきの森散策などの体験学習だけでなく、食べる、寝る、お風呂に入る。全てが学習でした。
◇消灯時間になると、真っ暗になって恐くて眠れない子もいたようです。お風呂に入るとき、いきなり湯船にとびこむ子がいました。寝具の整理整頓、忘れ物、落とし物の注意が何度もありました。これは宿泊学習には付きものです。注意されながら、集団生活の適応力が身につくものです。これも大事な勉強の一つです。
ご家庭で「お風呂の入り方」を教えていますか?
身体を洗ってから湯船に入る。手ぬぐいは湯船の中に入れない。脱衣場の使い方など、親が教えなければなりません。食事のマナーもそうです。
子どもは育てたように育つのです。30時間も一緒にいるといろいろなことが分かりました。引率した先生が、「集団生活がきちんとできないと来年修学旅行には行けないぞ!」と言っていました。
家から出してよそで泊まるとき、恥ずかしくないようにさせておきたいものです。
《3つのめあて》 ○笑顔であいさつ ○5分前行動 ○来た時よりも美しく
2日目の朝、玄関、トイレ、ホールなどの掃除を自主的にやりました。管内の小学校5校と一緒でしたが、来た時よりも美しくしたのはたぶん北小だけです。帰り事務所に寄ると所員の方からお礼を言われました。
軟石を紙ヤスリで削って「勾玉(まがたま)」つくりをしました。2時間汗だくになって削り続けて、それぞれ個性的な勾玉をできあがりました。学校に帰ってくるまでずっと首にかけていた子がたくさんいました。
次の日、「いせきの森」にある資料館で本物の勾玉を見ました。本物は翡翠(ヒスイ)でできていて日本では新潟県でしか採れず、何千年も前にすでに交易が行われていたことが、これからも分かります。大変貴重な物で、お守りとして当時の人は首にかけていました。」と学芸員の説明がありました。それを聞いたある子「ぼくたちは、紙ヤスリで磨いて、ドリルで穴をあけたけど、昔の人はどうやっていたんですか?」と質問しました。説明を聞いて、ますます自作の勾玉を大事にしようと思ったようです。
学芸員さんの説明
「常呂遺跡に住んでいた人の寿命は、今と違って栄養状態も悪く30歳くらいだったようです。」と言うと「校長先生、古代に生まれていなくて良かったですね。」と隣にいた子に言われました。前日の原始火おこし体験で張り切りすぎて、腕が筋肉痛でした。その通りだと納得しました。
ワッカ原生花園には、ハマナス、エゾスカシユリ、ハマヒルガオ、センダイハギなど、夏の花が競演していました。各地で夏祭りも開催される季節になりました。家の中でゲームをしていないで、外で思いっきり遊びましょう! ただし、交通事故や水の事故には十分気をつけてください。
夏休みまで、もう少しとなりましたが、そわそわうきうきしていると事故につながります。
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