2017年7月24日月曜日

花だより マツバボタン 目利き


~平成12年の作品~

【平成22年度 網走市立潮見小学校 学校だよりから】
 ~質屋の修行は目利き~ 
 有名ブランド品の偽物を見分けるためには、本物にいかに多く触れるかだそうです。音楽プロデュサーの小室哲哉氏が作曲の道に入るきっかけは、学校の先生に作品を褒められたからだったそうです。子どものころの出会いやきっかけから将来の夢を持ち、芸術家になるケースが多いようです。子どものうちに本物の芸術に触れることは、芸術・文化の裾野を広げるためにも学校教育ばかりでなく、家庭教育の中でも大切なことのように思います。スポーツや運動会で活躍の場を得て目を輝かせる子どもがいるのと同じく、文化芸術で感動する子どもたちも大勢います。子ども一人一人の持ち味や個性を引き出すのも大切なことです。急かされてあわただしいときこそ、心のゆとりと質の高い豊かさが大切です。
 また、感動する心は文化芸術に限らず、学術や科学技術の分野でも大きな影響力を持っています。新しい発見や工夫が、感動や美意識といった心の動きと関係しているとも言われています。学力向上には、知識ばかりでなく心が豊かでなければなりません。国際舞台で活躍する著名人がよく言うのは、自国の文化についての知識や経験がいかに大切であるかに気づかされる。芸術・文化は国際人の教養であり、国際社会での学力に他ならない。豊かさや品格の伴わない学力は国際社会では通用しない。何より文化芸術は人間としての豊かさ、本物の心の豊かさを保障してくれるものです。中には、人間の弱さにつけ込んだバラエティ番組や中身のないゲームソフトもあります。そんなものばかりに子どもの心を委ねてよいはずはありません。子どもたちは、とてもいい体験をしました。子どもたちのイキイキとした表情を見ていると、説教は控えようと思うとですが・・・。
夏休みは、価値ある体験をする絶好の機会です。今から計画をしっかり立てておきましょう。
  読み聞かせサークル「すまいる」の活動  “今日は、校長先生お願いします。”
「今日は、校長先生が読んでくれるのでたくさん集まってくれました。」と紹介されて子どもたちの前で絵本を読みました。
 活動後に校長室で「すまいる」の方と反省会を行いました。「子どもたちに絵本が見えるように読むのは、難しいですね。読み聞かせのコツは何ですか?」と質問すると、“聞き手の興味・関心のある絵本を選ぶ。ストーリー性のあるお話より、ビジュアル的な方が良い。そして、何度も読むこと、読み方は、読みの手のイメージだけを子どもに押しつけることになるので、あまり感情を込めて読まない。読み終わってから、根掘り葉掘り聞かない。”という「すまいる」の方からアドバイスを受けました。なるほど、“質屋の目利きには、ならなかったなあ。”と反省しました。








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