2017年7月5日水曜日
花便り エゾキスゲ 1冊を何度も繰り返す
【平成24年度 北見市立北小学校 学校だよりから】
《シリーズ「イキイキ子育て」》
“尾木ママの『叱らない』子育て論”より
新しい問題集より「1冊を何度も繰り返す」
今はもう通信教育やら、中にはインターネットでも、いろんなドリルや問題集の勧誘がいっぱい来ます。もちろん書店に行けば、問題集や参考書が山のようにあります。
「どれもよさそうで迷っちゃう!」なんて言っている場合ではありません。問題集や参考書も何でもかんでもがむしゃらにやればいいというものではありません。小学生のうちはそこまでやる必要はありませんが、中学2年以降は、いい問題集が1冊あれば、それを繰り返しやるだけで充分に力がつきます。理由は簡単。2回目、3回目と同じ問題をやっていくうちに自分の弱点に気付くのです。
「分数のわり算でケアレスミスが多い」「計算だとわかるけど、文章題が苦手」など自分の弱点がハッキリと浮かび上がれば、克服もしやすい。“どこがわからないのか、わからない”なんてこともなくなります。
それに使いこんでいくうちに、書き込みをしたり、ラインマーカーを引っ張ったり、自分なりの問題集ができて、手あかがついたり汚れてくると「こんなに頑張ったんだな!」という実感になって、励みにもなり、愛着がわいてきます。
では、“いい問題集の基準は?” 先生や近所のお兄さん、お姉さんに聞いてみて、お母さんの目から見ていいと思う問題集を3冊くらいに絞り込んでおき、その中から、1冊を子どもに選ばせるといいでしょう。自分で決めたら、やらされている感じが少なく抵抗感もありません。それが1冊の問題集を使いこなしていくパワーになります。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
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