2018年4月6日金曜日

花だより イカリソウ 福寿草 入学おめでとう


 【平成26年度 北見市立北小学校 学校だよりから】 
 入学・進級おめでとうございます。
   北国に春を告げる 桜より福寿草(フクジュソウ)
 桜前線がどんどん北上しているようです。北見に桜前線が到達するのはまだ一カ月先のことです。新聞の地方版に「春の訪れを告げる福寿草が花開き始めている。」という記事が載っていました。福寿草は、種から花が咲くまで、小学校と同じ6年くらいかかります。春一番に咲く花で、花弁が黄金のように輝くことから縁起の良い花と呼ばれ、花言葉は、「幸福を招く」です。また、厳しい寒さに耐えることでその輝きを増すといわれています。豪華さでは桜より劣りますが、北国の入学式には、ずっと福寿草の方が合っています。新入生の皆さん、入学おめでとうございます。   
 進級する皆さんへ「担任の先生は誰だろう?」「○○さんといっしょとクラスになれるかな?」とわくわくしながら、登校したのではないでしょうか。春は出会いの季節です。この出会いを大切にしましょう。
 子どもにとっての「いい学校」って何だろう?
「いい学校に行き、いい会社に入れば、幸せになれる」という時代は終わりつつあります。これからは、学歴よりも自ら学び自ら考える「生きる力」を身に付けることが求められています。学校は、心の成長に大切な友だちとの遊びやさまざまな体験をする場でもあります。学校の教育目標は、【知・徳(情・意)・体】からなっています。北小では、「よく考える子」(知)、「思いやりのある子」(意)、「ねばり強い子」(情)、「たくましい子」(体)を教育目標とし、バランスのとれた子どもの育成を目指しています。しかし、学校、まず勉強するところであることを忘れてはなりません。ところが「勉強しなさい!」と何度言っても子どもの心は、なかなか動きません。
 「勉強って何をしたらいいの? 練習問題や漢字の書き取りをすること?よくわかんない。」これが本音です。「そんなの自分で考えなさい!」と言うと、「考えるってどういうこと?」とさらに聞き返してきます。
 入学前の1年生に聞くと「早く勉強したい!」と言います。それがなぜ勉強嫌いになるのでしょうか? 
 その原因は、勉強に対する子どもたちの経験の圧倒的な不足にあります。どう勉強したらいいかわからない。勉強することに慣れていないのです。勉強するということは、知識を詰め込むことではありません。子どもの自立度を高めることです。自分で筋道を立てて、正確にたどりつく。その能力を育てることです。と偉そうに言っても「勉強って何だろう?」考えれば考えるほど答えの出ない、私たち教師にとっても永遠のテーマです。
「イキイキ子育て」では、勉強やしつけについての情報を提供し、保護者の皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。少しでも子育てに役立ててもらえれば幸いです。どうぞ1年間お付き合いください。
 進級を節目に、やる気のあるこのときに“さあ!今日から、家庭学習始めましょう!”
勉強は、習慣が大切です。家庭学習の目安 ~学年×10分~1年生は10分、6年生なら60分です。

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