2018年4月20日金曜日
花だより ヤマブキ SOSがうまく言えない
《シリーズ「イキイキ子育て」》
「あなたの家庭にもっと望むものがあるか」と子どもたちに聞いたところ、どの年代の子どもも一番多かった答えは、「家族のみんなが楽しく過ごす」でした。当たり前のことですが、子どもたちが願わざるを得ない現実を親として真剣に受け止めたいものです。
“必要なモノさえ与えていれば子どもは育つ”と思えた時代もありましたが、今や楽しい家庭は、家族が意識的に協力し合わなければなかなか得られません。子どもにとって心安らぐ居場所になっているかどうか、家庭を見つめ直してみましょう。
子育ては大事ですが、一日中、わき目もふらずに集中していては疲れてしまいます。親のイライラは、子どもにも伝わっていくものです。親が幸せで笑顔でいる家庭でこそ、子どもも幸せを感じられます。
***親の笑顔が子どもの笑顔をつくる*** (家庭教育手帳より)
~子どもはSOSがうまく言えない~
いじめや不登校につながる悩みなど、子どもが心の問題を抱えたとき、それは、しばしば身体的なサインや行動となって現れます。腹痛・吐き気・下痢・食欲不振・めまい・頭痛・発熱といった症状や過食・拒食・不眠・ヒステリーといった行動などさまざまなサインがあります。サインに気づいたら、病気だと心配するだけでなく、心の問題が背景にないか考えましょう。「気のせいだ」「わがまま」「ズル休み」というような言葉で片付けず、様子をよく見て、話をよく聞き、理解しようとする姿勢が大事です。特に入学や新学期を迎え、環境が大きく変わるこの時期は心配です。
***子どもの身体や行動に現れるサインを見逃さない***
「偉そうなことを言っていますが、校長先生の家庭はどうなんですか?」とよく言われます。我が家もそうなるよう努力しています。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
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