2019年10月9日水曜日

花だより “まるいやねの教育”と“学芸会” デコボコカボチャ


 “まるいやねの教育”と“学芸会”
「経済の伝書鳩」(北見版)に北見市の全国学力学習状況調査の結果が載りました。ある保護者から「北小はどうなんですか?」と聞かれました。
「新聞に書いてある通りです。」と答えましたが、「これは今始まったことではなくて、お母さんの時代、それ以前から、この傾向は変わっていないと思います。むしろ、ここ最近は、全国との差は縮まっています。」と説明すると
「やっぱり、練成会か志学会に通わせないといけないですかね?」と心配していました。
 学習塾側にこの結果は大歓迎!!
「学校に任せておいても学力は伸びません。中学校の学力が全国平均に近いのは、塾通いの生徒が多いから!」とPRの材料にしています。
 学力向上には、家庭環境も含めた総合的な見直しが必要ですが、学校は勉強するところです。子どもたちに確かな学力をつけるために最大限の努力が必要です。一番危機感を持たなければならないのは私たち教師です。
 北小の校舎にまるい部分を取り入れた先人たちの思いを受け継ぐ・・・
 全国学力学習状況調査の結果公表に合わせたかのように、学習塾のチラシが一斉に新聞に入りました。子どもたちの話によると、ある学習塾では、毎日やるテストに合格しないと帰れないそうで、帰宅が夜の10時を過ぎることもあるそうです。学力を上げるには、確かに学習塾は効果があります。
 学校教育 塾と違って学校のカリキュラムはうまくできていて、運動会、遠足、学芸会などの特別活動(行事)が年間にバランス良く配置されています。まさに、学校は人工的な角張ったものだけではなく、自然界に近い「まるい」ものを取り入れるという思想です。
 まるいやねの教育=特別活動の充実(学芸会などの行事)
 自主的に行動できる子どもを育てたい! 仲良く協力できる学級をつくりたい!
 全校児童を生き生きさせたい! 学校を元気にしたい!

今さら言うまでもなく、特別活動は、子どもたちの自治的な能力や自主的な態度を育て、 学力向上の基盤に必要な望ましい人間関係を築き、いじめや不登校などの問題に対する予防薬的な役割を果たすなど、子どもたちの成長に欠かせない教育活動です。
 特別活動のねらいは、望ましい集団活動を通して、心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り、集団の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的、実践的な態度を育てるとともに、自己の生き方についての考えを深め、自己を生かす能力を養うことです。その中でも学芸会は、目標に向かって学級のみんなが協力して取り組むことの大切さ、達成感や満足感など、学校教育になくてはならないものです。また、保護者に対して、遠足や学芸会などの行事を通して、子どもたちの成長の様子を見せることで、学校の説明責任を果たすことにもなります。
 学芸会は教師の指導力が問われる  
 満足感、達成感は、学芸会のできにかかわってきます。プロデューサーであり、監督、脚本、演出、指揮をする教師の腕の見せどころです。教師の指導力=「学校力」です。ですから、学芸会で保護者に北小の先生方の指導力の高さを示して欲しいと思います。今年は、本番だけを見ることになります。普段の練習の様子を観てきましたが、どの学年も趣向を凝らした演目のようですので、期待をしているところです。


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