車は免許を取ってから、スマホは?
自動車は、AI機能を搭載した自動車が公道を走る時代になり、自動車はさらに便利になりました。とは言っても交通法規遵守、マナーに至るまで、運転免許を取得して、自動車を乗りこなせる人が運転しています。
スマホも便利です。しかし、スマホに免許制はありません。たとえが乱暴ですが、スマホを持っている人がゲーム依存やらSNSの弊害に陥っているのは、免許を持たずにいきなり公道を車で走っているようなものです。
自動車に乗る前に、自転車に乗っていた時代があったと思います。幼少時、自転車の乗り方を親から教わっていたころ、何回も転んで膝小僧を擦りむいた経験があったでしょう。便利ですが、使いこなせるようになるには「ある種の痛み」も経験することが大切です。自動車に至っては、人名や財産までも奪ってしまう危険性を孕んでいることを自覚した上での運転です。
「スマホを持つ・持たない」という論点は成立しない世の中になりつつあるというのが現状です。そうであるならば、スマホを持つ資格があるように子どもたちを育てていく必要があるという結論に達します。「スマホを持っているけれど日常生活でコントロールできる」子になるよう、幼いころから時間の使い方を学ばせることが大事です。そして、視野が広がってきたころ、ルールやマナーを逸脱すると責任が問われることなど、スマホの弊害を段階的に学ばせるのです。
小学生から高校生に至る子どもたちが、いかにしてスマホを持ったか、それは、親が買って与ええているからです。購入代金を支払うことから各キャリアとネット契約を結ぶことなど、社会的な契約を交わしているということを教えてほしいと思います。
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