体に合ったものを選ぶ
子どもの頃(小学校3年か4年頃)、友だちが自転車を買ってもらったのがうらやましくて、親に「ぼくもほしい」と言うと「乗れるようになったら買ってやる」と言われました。ところが家にあったのは、大人用のそれもごっつい自転車で、どんなことをしてもつま先すら地面につきません。転んでばかりで膝や肘をすりむき血だらけになって練習したことを覚えています。当時自転車は高価なものでしたが、見かねた父は、「よしみつ!いいか。さびがつかないようにいつもきれいに磨くんだぞ!」それを条件に子供用の自転車を買ってくれました。
時は過ぎ、娘の時代になると5歳の時、ミッキーマウスの補助輪付きの自転車が、孫可愛さから祖母からプレゼントされました。娘は、1週間ほどで補助輪を外して乗れるようになりました。
スキーもスケート靴も何でもそうですが、道具は自分の体に合ったものが上達には一番です。それに安全でもあります。“大は小を兼ねる”と言いますが、特に自転車はそうはいきません。体の発達に合わせてサドルやハンドルは上げることはできても下げることはできないからです。“小は大を兼ねる”です。すぐ大きくなるので、その都度新品を買うのは、もったいないと思う人は、今はレンタルもあるし、メルカリもあります。
今は量販店に行くと安価な自転車がありますが、駅前には放置自転車が沢山あります。まだ使える中古の自転車が北朝鮮や中国に運ばれているそうです。豊かで便利になった反面、手入れをして大切に乗る習慣は薄れてきているように思います。自転車を買ってもらったとき、父から真っ先に手入れの仕方を教わりました。シーズンが終わって物置にしまうときくらいは、子どもにきちんと手入れをさせてからしまうようにさせましょう。
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