2020年2月1日土曜日

花だより 教室に入った瞬間に感じる空気 ハナナ

入った瞬間に感じる空気
 教室に入ると、そこに子どもたちがいれば、一瞬にしてその教室の「空気」を感じることができます。プロのセンサーです。「温かい、ずっとここに居たい」と感じる教室もあれば、「なんだか息苦しい」と、いてもたっていられない気持ちにさせられる教室もあります。居心地の良い空気感を「支持的風土」と呼びます。その空気感(支持的風土)をつくるのは担任の先生に他ありません。子どもたちが最も長い時間を過ごす場所は教室であり、そこで子どもたちと一番深くかかわるのが担任の先生だからです。支持的風土の醸成には、子どもとの強固な信頼関係を築くことが重要です。
 「支持的風土を醸成するために」という方法は、いろいろありますが、問題は、その感覚、高精度のセンサーを教師自身に備わっているかです。感じない人に方法論をいくら話しても、暖簾に腕押し状態になることが最近多いように感じています。
 「働き方改革」が進むと、これまで学校が莫大に抱えていた業務を整理しなければなりません。それには家庭・地域の理解と協力が欠かせません。「学校の先生も大変だ。よくやってくれている。」と家庭・地域から教師が尊敬され、信頼されていることがベースになります。
 これまで以上に、家庭や地域へのセンサーの精度を上げる必要があります。

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