2020年2月9日日曜日

花だより 「伊達政宗五常訓」に見る人生の奥義 繁縷

歴女ブームで歴史漫画が流行
 歴女の中で一番人気の戦国武将は、「独眼竜伊達政宗」だそうです。
「伊達政宗五常訓」に見る人生の奥義
 一  仁に過ぎれば弱くなる
 二  義に過ぎれば固くなる
 三  礼に過ぎれば諂(へつら)いとなる
 四  智に過ぎれば嘘をつく
 五  信に過ぎれば損をする
 気長に心穏やかにして、この世に客が来たと思えば何の苦もなし。元来、客の身なれば好き嫌いは申されまい。今日行くのを送り、子孫兄弟に良く挨拶し、娑婆(しゃば)(現世)の御暇(おいとま)申すがよし。
 【現代語訳にすると】
 1 過度な思いやりや慈しみは、相手のためにならない。
 2 正義を振りかざすと、融通の利かない堅物だと嫌われる。
 3 礼儀が正し過ぎると相手に対する諂い(媚びること、おべっか)になる。
 4 物知りで賢い人は、平気で嘘をつく。
 5 他人を信用しすぎると騙されて損をする。
 戦国時代の武士の教訓ですが、現代社会にも通じるものです。激動の時代をたくましく生き抜いた政宗の研ぎ澄まされた境地を見習いたいと思います。

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