2020年2月25日火曜日

花だより 日本人のマナーは悪くなった? 白梅 


日本人のマナーは悪くなったと思いますか?
 思う=73%  思わない=20%  わからない=7% (読売新聞調べ)
1 家庭でのしつけに問題があるから
2 大人がマナーを守らなくなっているから
3 周りの大人が子供に注意しなくなっているから
4 他人の気持ちを考えない人が増えているから
5 他人の振る舞いに無関な人が増えているから
6 社会の一員としての自覚に欠ける人が増えている
7 学校での教育に問題があるから
8 羞恥心がなくなっているから
  *その中で「自分に問題はない」が70%(?)
  江戸しぐさ
 常に人を思いやれ お互いに尊重し合い、気持ちよく生きるための生活哲学は、すでに江戸時代にありました。外国人に日本人の印象は?と聞くと「礼儀正しい」と回答するそうです。今の日本人は本当にそうでしょうか?
◎傘かしげ~雨のしずくがかからないように、傘をかしげあって気配りして往来するしぐさ。
◎肩引き~狭い道ですれ違うとき、肩を引き合って胸と胸を合わせる格好で通り過ぎるしぐさ。
◎こぶし腰浮かせ~乗合い船で腰の両側にこぶしをついて軽く腰を浮かせ、少しずつ幅を詰めながら1人分の空間を作るしぐさ。
◎会釈のまなざし~他人に対してさりげなく目で挨拶する。など
 「三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理で末決まる」
 江戸時代の子供の段階的養育法~3歳までに人間としての心の糸をしっかり張る。6歳までにしつけを手取り足取りまねさせる。9歳までに人前でお世辞の一つも言えるくらいの挨拶が出来るようにする。12歳には一家の主の代書が出来るようにする。15歳で森羅万象が実感として理解出来るようにする。 
 子供は大人を見て育つのです。大人がまず手本を示さなければなりません。想像力を働かせ相手を思いやり、実行に移す人が増えれば、潤いのある社会が戻るはずです。

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