2020年9月29日火曜日

花だより 「笛吹けど踊らず」北海道なかなか全国との差が縮まらない原因は何か? 月下美人

 


 「笛吹けど踊らず」北海道なかなか全国との差が縮まらない原因は何か?
  読売新聞の社説から 適度な競争が好結果を生んだ
~成績が振るわなかった地域で、学力の向上が目立った。全国学力テストの成果の表れだろう。成績アップが目立ったのは、沖縄県の小6だ。全国最下位の科目がなくなり、算数の基礎問題ではトップ10に入った。昨年度、小6国語の基礎問題で最下位だった静岡県も、ほぼ全国平均に回復した。
 こうした自治体では、児童生徒に自分の考えを文章にまとめさせる授業に力を入れている。指導力向上のための研修会に参加する教師も増加した。成績上位の秋田県や福井県などの教師との交流を通じて、指導力方法を学ぶ試みも進んでいる。
 文科省は、指導改善の取組が、学力の底上げにつながっていると分析している。全員参加の全国学力テストが、適度な競い合いを生み出した結果と言えよう。
全国学力テストについては、自治体の教育委員会が学校別成績を公表することが認められるようになった。文科省は学校の序列化や過度な競争を招かないようにするため、平均正答率などの数値だけでなく、分析結果や改善方法を併せて公表するように求めている。
 日教組は数値を示せば、序列化は避けられず、子どもに過度なストレスを与えると反対するが、果たしてそうだろうか。子どもたちはどのようなところで学習につまずいているのか。学力アップには、どのような対策が必要なのか。テスト結果から、教師と保護者が共通の認識を持つことで、学校教育に対する保護者の理解が進むはずだ。大半の教委は未だ、学校別成績の公表には及び腰だという。文科省は、公表のメリットを周知していく必要がある。~
 朝日VS読売が慰安婦問題でバトルを繰り広げています。学力テストについても各社違いがあります。さまざまな考えがあるのは事実ですが、道教委がさまざまな施策を講じているにも関わらず、北海道の子どもたちの学力がなかなか向上しない。道議会、各市町村議会でも取り上げられるようになりました。つまり、道民、住民も関心が高まっているということです。できない原因は何か?問われています。
 今年はコロナ禍で、全国学力調査は中止になりましたが、すでに用意されていた問題は、各学校の判断で実施し、自己採点することも可能としました。全くしない学校、宿題にした学校、これまで通りに実施して自己採点して活用した学校とさまざまです。こんなところにも意識の違いが出ています。まだしばらく北海道の低迷は続きそうです。


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