2020年9月25日金曜日

花だより Nプラン2015前期を振り返る オトコエシ

 

 Nプラン2015 前期を振り返る

N~north(北小学校)「まるいやねの教育」の継承

 北小といえば「まるいやねの教育」です。開校当時の地域住民の北小に託した思い、先人達の思いや願いと教育実践をしっかりと受け止め、それを引き継いでいく使命感を持ち続けなければなりません。

N~new(新しい) 新たな取り組み、人事異動(新戦力) 

 歴史と伝統を受け継ぎながらも、常に新たな取り組みが必要です。今年は多くの指定を受けました。地域連携研修主体校の他、授業改善チーム推進事業では、他校の先生と協力してK先生を中心に授業に入ってもらい徐々に成果が上がってきています。加えて、少人数加配、退職教員活用事業(H先生)、学力向上時間講師(T先生)によるきめ細やかな指導により助けられている子どもたちがいます。

 学校は毎年の人事異動で新戦力が加わります。今年は大幅異動で例年に増して多くの異動になりました。E先生、K先生は、さすがベテランで確実な学級経営には安心感があります。また、特別支援教育の充実を図るためにU先生に来ていただきました。Y先生も本来は特別支援学級担として考えていましたが、1年生の学級増に伴い学級担任に回ってもらいました。加えて新卒(N先生)が加入しました。彼の成長が北小の学校力の証明になります。鍛え甲斐のある新卒ですので、よろしくお願いします。N教頭になって職員室での笑い声が増えました。新しい戦力が新しい風を運んできてくれました。後期も体調に気を付けて頑張ってください。

N~next(次に進む・課題) 学習指導要領の改訂に向けて 時代を読む

 学習指導要領の改訂に向けて、グローバル化や情報通信技術の進展、環境問題、人間関係の変容等に対応できる人材の育成が求められる中、「何を教えるか」から「何ができるようになるか」という学びの質や深まりが重視されています。「主体性・自律性に関わる力」、「対人関係能力」、「新たな価値を主導・創造する力」、「学びに向かう力」、「情報活用能力」、「グローバル化への対応力」、そして、主体的・協働的に学ぶ学習法「アクティブ・ラーニング」の充実、道徳教育の充実、英語教育の推進、インクルーシブ教育システムの構築等を柱としています。

 教育改革が猛スピードで進む中で、アンテナを高くし、情報の収集・整理、活用していくことが大切だと考えます。日々の生活の中で目先のことだけに捕らわれがちですが、視野を広げて教育全体を見ることが必要です。

N~nice(快適で優しい・評価)全国学力・学習状況調査、体力テストの結果を受けて

 教育が大きく変わろうとしているときに、肝心の子どもたちの基礎学力・基礎体力が未だ低迷しています。“Nice”とは言えない状況です。今回の結果を踏まえ、上からのより一層のテコ入れがあるのではないか?と予想されます。北小は、newで述べたように、地域連携研修、授業改善チーム推進事業、少人数加配などの指定を受けています。来年以降その成果が求められます。学力・体力向上が至上命令です。

N~never(あきらめない=精いっぱい)児童理解・保護者対応・開かれた学校

 子どもたちは何事にも「精いっぱい」取り組んでいると思いますが、先生方には、問題行動を起こした児童や特別な支援を要する児童への対応、その保護者対応で苦慮するケースが多いように思います。なかなか保護者に理解してもらえなかったり、理不尽なことを言われたりして、心が折れそうになったこともあったかと思います。しかし、「一人の子どもを粗末にすれば、教育はその光りを失う」という言葉があるように教師は常に子どもや親に寄り添うことが大事です。決して一人で抱え込まず、報告・連絡・相談を徹底し、チームで対応することです。前回の特別支援の特集でも書きましたが、家庭環境、母親との関係が子どもの発達に大きく影響することは周知の事実です。学校は家庭や親の指導まではなかなか踏み込めませんが、情報を共有し、関係機関と連携することが重要です。

N~need(特別な支援を要する児童への配慮) 全道大会に向けて

 特別支援教育の充実は、北小の最重要課題です。現在33名が在籍していますが、今後さらに増えることが予想されます。また、通級指導学級の開設も引き続き強く要望していきます。これまで人事も含めハード面の整備について努力してきましたが、障害種別に一人一人にあった教育(個別の指導計画の充実)が求められます。そのためには専門的な知識の必要性を痛感しています。地域連携研修主体校事業の指定を受け、研修機会を増やしプレ研を開催しましたが、さらに来年の特別支援教育全同大会の本研に向けて全教職員が理解と研鑽を深めることが大切です。

 忘れてはならないのは、支援員さんの存在です。献身的な支援には感謝しても仕切れません。ありがとうございます。




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